リタイヤメント
ごあいさつ ボクは今月10歳の誕生日をむかえます。人間で言えばそろそろ還暦。 区切りのいいところで引退を考えました。 まだまだ元気ですが、時々長距離の散歩に行きたくなくなったり、サッカーも長い時間続けることが出来なくて時々休憩を挟むようになりました。 マア歳相応というところでしょうか。 これからはパとマと仲良く静かな生活をしようと思います。たまには刺激を与えながら・・・・ 記念にちょっと早いけれど還暦祝いの赤いちゃんちゃんこを着てごあいさつします。 みなさん長い間ありがとうございました。良い写真が撮れたら時々UPしようかなんて考えています。 それではみなさんごきげんよう!! だれだ!家中加齢臭がするなんていうのは!?
はじめまして、ボクの出生
初めまして。ボクの名前はドミンゴ。まもなく2歳。人間に直すと20歳位かな。皆はドミと言ったり、 バカにしてドジンゴやドジ、ドンと呼んだりするけど、本当はスマートなんだ。 最初だから今日はボクの出生について書いてみたい。 出生地は東京都国分寺市。生みのパパとママはもちろん犬だけどロシアで育って日本へ来たウエルシュ・テリア犬。 ボクの種族は日本では珍しく、まだ二百頭位しかいないとか。 パパとママの名前はミッキとミニー。ボクの誕生日は平成12年6月20日。 六匹生まれたが何番目かはわからない。四回目のお産ということで兄弟たちは皆”D”の字が初めについている。 ちなみにドミンゴ(Domingo)とはスペイン語で日曜日と言う意味だそうだ。しかし本当の由来はグループで生まれたなかで、 最初に歌を歌ったのがボクだったので、テノール歌手プラシド・ドミンゴの名前を借りたそうな。ボクは名前の意味より、響きを気にいっている。 星座は双子座。血液型があるかどうか知らないけれど、皆狼型といっていじめる。 口をあけたときに牙がすごい。このすごさは後々わかってくれると思う。そうそう、性別はいうまでもなくオス。 今日はこの位にして、次回から少しずつ日ごろの様子を語っていきたい。 今は愛知県豊明市に住んでいる。パパ、ママ、姉二人いるが、ボクはパ、マ、ア1、ア2と呼ぶことにする。とにかく全員大の犬好きなんだけど、ボクを皆恐れている。 ではまた <戻る>パパ、ママとの別れそして新しい家族 ボクと弟の2匹になってしまった。犬の兄弟は一度に数匹生まれるが、一緒に暮らせることは飼い犬においてはまずない。 一匹ずつで別々に生きていかなきゃと思っていたら、ボクももらわれていく日がやってきた。 8月も終わりのとても暑いお昼時に、名古屋からやってきたのは新しい家族となるマとア1だった。 パパとママは飼い主のママママさんと一緒に国分寺の駅まで出迎えにいった。マたちはママママさんと会うのは初めてだったが、 パパ、ママが一緒だったのですぐ見つかった。 ママママさんの家で、人間たちは、いろいろ話していた。特にボクのことを中心に話ていたようだ。ボクと弟のドナルドのどちらを選ぶかということについて、 ああでもない、こうでもないと。結局、元気がよいということでマとア1はボクを選んだ。だが、今になってボクがいたずらばかりすると、 あの時ドナルドにしておけばよかったといって、いじめたりする。まあ、そのときはボクをキャリヤケースに無理やり入れ込んだ。 この様子をパパとママはじっと見ていてくれた。 中央線で東京駅に着いたとき、ボクは北を向いてワァワワァ〜ンと遠吠えをした。初めてだったのであまりうまくできなかったが、 一生懸命声を出した。パパとママはこのボクのお別れの声を聞いていてくれただろうか。どこへもらわれていくかはボクたちには選べない。 ただ、いい人たちだといいなと思うだけ。 東京駅からは新幹線で、少しでも早く着けるようにとのぞみに乗せてくれた。車内は冷房がよくきいていて、また振動が気持ちよく、すぐに寝込んでしまった。 名古屋駅からは名鉄電車に乗<り換えて豊明駅までいった。キャリヤケースは子犬のボクにとってはだいぶ大きく、またア1がこわれものを扱うようにとてもとても大事に運んでいくので、通りすがりの人たちが何が入っているのかと覗き込み、子犬だとわかるとさも納得したように去っていった。辺りは薄暗くなりかけていたが、駅までパが車で迎えにきてくれていた。 こんどの家族はどんな人達だろうか。なかでもパが一番いい人と思うよ。(この作者だから、こう言っておかないとボクのことを良くかいてくれないもんね)ではまた。 <戻る>いたずら、こんな愉快なことはない@ ボクを一言で称するなら、「いたずら魔犬」。とにかくいたずらばかり。いたずらをしないときは、寝ているとき、ご飯をたべているとき、散歩のとき、遊んでいるとき、ひとりでいるとき、皆が忙しくてまったく相手にしてくれないとき。いたずらするとみんなが怒って追いかけまわしてくれるのが面白くてやってるのだから、相手にしてくれなかったり、ひとりぼっちのときはや〜んない。 どんないたずらかというと、まずありとあらゆるものを咥えて、皆の前に行き見せびらかす。すると皆、驚いて、そして怒りながら取り返そうとするので、咥えて逃げ回る。ドジな人間どもよりボクのほうがずっとすばっしこいからつかまらない。そして破ったり、口でかみ砕いてこわしたりする。だから、皆はボクの届かないところにものを置くようにするのだが、それでも時には下に置いたり、忘れたりするので、そんな一瞬の隙をついて横取りする。こんなすばしっこさを見せてあげたい。 また、背伸びをして机の上や食卓の上に頭を乗せてまでも、何かないかと常に<探し回っている。パたちの寝室のテレビのリモコンもいつも布団の下に隠してあるので、布団の下を口を突っ込んで探して咥えだす。洗面所の戸棚の中にあるパの靴下も探し出すのがボクの得意芸。皆は戸棚を開けれないように開き戸の前に置物を置いて邪魔をするのだけどなんのその。置物を倒してちゃんと戸を開けて靴下を取り出してしまう。しかし最近は何度も何度も靴下を咥えて穴を開けてしまうので、マが怒って、靴下を届かない別の引き出しに移してしまった。 とにかく油断も隙もあったものじゃない!人間たちよ。もっとしっかりしなくちゃ!。 特に、高価なものや、壊れやすいもの、今まで咥えたことがなかったものを咥えて見せに行っ<たとき、皆のあのびっくりした顔!!そして怒り出す!! こんな愉快なことはない。 <戻る>いたずら、こんな愉快なことはないA ところで、いままでにくわえたもの ・靴下。特にパのもの。もう、何足も破ってしまった。しかし、もともと破れていたものかも知れないが、パはボクのせいにしてマに新しいものを買わせようとしている。 ・ハンカチ。これはパのズボンのポケットにはいっているものを口を突っ込んでくわえ出す。 ・テレビやビデオのリモコン。あまり噛むので傷だらけで壊れかけてしまった。つい最近新しく買ったばかりのテレビのリモコンをくわえて歯の痕をつけたらパはたいへん怒った。そんなに大事なものならボクの手(足?)の届かないところにちゃんと置いておいてよ。 ・アたちの○○○○。これをやると「H!!」といって追いかけ回される。 (○に字をいれていたら、ア達に書くなと猛反対されたので○○になっちゃった) しかし、パの○○○はどうも臭い感じがするのでボクはやらない。 ・ タオル、雑巾。残念なことにボクには大事なものかどうかわからないので同じようにくわえるのだけど、雑巾の場合は皆はさも驚いて怒ったふりをする。しかし、これはふりだけで、内心はボクをバカにして笑っている。 ・ ゴルフボール。パが大切にしているものを、かんでいたら、いがぐりのようにトゲトゲになってしまった。これじゃ痛くて手でつかめない。パがこれを見つけてものすごく怒ったがそんなに怒<らなくてもいいじゃない。どうせ、下手なゴルフでOBをだし、すぐなくしてしまうのだから。ボールの一つや二つ、なんてことはないさ。 まだまだつづく <戻る>いたずら、こんな愉快なことはないB いままでくわえたもの(続き) ・マがアイロンがけするときの霧吹き器。この前くわえていたらねじが緩んで蓋が開き、辺りを濡らしてしまって、とても叱られた。 ・ ハンガ。プラスチックのもの、針金のもの。どちらもずいぶんこわしちゃった。 ・ 土足の靴。玄関にぬいであるのをくわえてくるのだからじゅうたんを汚して叱られる。 ・新聞。パがソファに座って読んでいるとき、ボクは新聞めがけて突進していく。パは落ち着い て新聞が読めないのでトイレへ新聞を持って逃げだしていく。しかし、ボクの追跡はまだ続く。トイレの前でパが出てくるのを10分でも20分でもじっと待ち構えていて、ドアを開けたとたんに新聞をひったくって逃げ出す。新聞はビリビリ。するとマがまだ読んでいないといってボクをひっぱたく。 ・眼鏡。しっかり噛むので壊してしまった。 ・本。ふちをかじってガリガリになったものが何冊もある。こんな本は人にはずかしくて貸せやしない。 ・ ダブルクリップやヘヤーピン。小さいので見つかりにくいが、口の中で噛んでいると、カリカリという音で見つかってしまう。 ・赤ペン。蓋がとれると周りをよごす。 ・洗濯バサミ。これはよく壊した。最近は少し飽きてきたな。 ・ ハサミ。これも好きなものの一つ。 ・ スカーフ。ア2の大切にしているものだが、引っ張ると破けるので、ア2は悲鳴をあげながら真っ青になってボクを追いかけてくる。 ・ はし ・ビンの蓋 ・アのコンパクト ・スリッパ ・CD ・お菓子 ・ストッキング。もう何足も破いた。 まだまだ アハハ <戻る>いたずら、これほど愉快なことはないC 休日など、家族の皆がいるとき、あっちの部屋、こっちの部屋から悲鳴と怒鳴り声が聞こえてくる 「コラ!!」、「ナニヤットル!」「ドミ!」「ヤメテ!」「バカ!」「このハゲ!! 」最後の言葉はア1が叫んだのだが、この頃頭を気にしだしているパが「そんなことを言ってはいけない」と即座に抗議した。 おもしろくて、おもしろくてやめられない。 最近はさらに戸棚の戸を足で開けて中身を咥えだす。誤解してもらいたくないのは、決して盗もうとすることではない。そばに誰もいなければ決してやらない。あくまでもそばに誰かがいて、口にくわえて見せに行くことができるときだけなのだ。最近は我ながら戸を開けることがうまくなったと思う <戻る>いたずら、これほど愉快なことはないD ボクのいたずらは人に見せることが面白くてやっているのだけど、たまには、皆の内緒にしておくこともある。 マがア1とア2のために、毎朝お弁当を作っている。マは時々作りかけで、他の部屋に行ってしまうことがあるが、ボクはその隙を狙って、テーブルの上においてあるお弁当をぺろぺろなめて味見をする。なかなかおいしい。いつもボクにはドッグフードしかくれないが、おいしいものを食べているね。もちろん皆には内緒だし、だいたい、皆はボクがテーブルの上まではとどかないと思っているから、安心している。しかし、この前運悪くア2に見つかってしまって大騒ぎになった。たとえマやパにみつかってもきっと内緒にしていてくれると思うが、一番始末に悪いのに見つかってしまった。 そして、ア1もア2ももう、弁当はもっていかないといってマを困らせた。マがなだめるのに2日もかかってしまった。 今度ばかりはまずかったかな。少しは反省しているよ。 <戻る>くわえたものを皆はどうやってとりかえそうとするか?@ いたずらで、ボクがくわえたものを取り上げるのに皆は本当に苦労をしている。 まず、ボクを捕まえるのに大騒動。人が一人の場合、キッチンの食卓や居間のテーブルを挟んでクルクル回る。これではどれだけ追いかけっこをしていてもだめなので、椅子を出して妨害したり、パなどはテーブルの上に乗ってボクが回れないようにしてから隅に追い詰めてやっと捕まえる。他の部屋などは扉や襖を閉めて他の部屋に逃げ込めないようにして追いかけてくる。でもボクの方がすばこっしいので、部屋の中を逃げ回るので中々捕まらない。すると、皆は座布団を投げたり、布団をかぶせたり、応援を求めたりして悪戦苦闘の末やっと捕まえられる。 しかし、捕まってもこれで終わりではない。 次に大変なのが、くわえてたものをどうやってとりあげるかということ。ボクの顎の力はたいへん強く、大人が口を開けさそうとしてもどうしても開けない。くわえたものを引っ張りあっても破れたり、壊れてしまうだけ。そうすると、大声で怒鳴ったり、頭を叩いたり、スリッパや週刊誌で殴ったりするけれど、ボクにも意地がある、(作者註 犬に意地があるかどうかは知らない)絶対くわえたものを離さない。 それでマがやりだしたことは、ボクの耳をこちょこちょと手でくすぐること。最初は気持ちが<悪くなってつい口を開けてしまった。しかし、これはすぐに慣れて気持ちが良くなってきて効果がなくなった。ボクは、もっとやって欲しいのに、やってくれなくなった。 それではパが秘策を思いついた。あっと驚く手で、これは次回に話すよ。 <戻る>くわえたものを皆はどうやってとりかえそうとするか?A 次にパが考え出したことは、ものをくわえたままのボクを2階まで抱いていって、吹き抜けの通路から下にボクを落そうとすること。これにはさすがびっくりして、思わず口をあけてくわえていたものを落としてしまう。もしかしたらボクは高所恐怖症かもしれない。 最近すぐにこれをやられるのでいささか閉口している。そのうちにこれでも口をあけなくなってやるぞ、そう思ってこの間じっと我慢して口をしっかりつむって頑張っていたら何度も何度もボクを落とそうとするので怖くなってぶるぶると震えてしまった。開放されてからも、しばらく震えが止まらなかった。 そんなことがあってから、いまからやられなという気配がみえると、さっとくわえていたものを離すことにしている。怖い思いをするよりは、さっさと降参した方がいいもんね。要は無駄な抵抗はしないってこと。 しかし、・・ <戻る>くわえたものを皆はどうやってとりかえそうとするか?B パの2階から落とそうとする作戦は実に有効だ。しかし、いつでもこれをやっておれるわけではない。 マがたまりかねて、いたずらをやったとき、箒や棒をもって、気をいれて一刀のもと、怒鳴りつける。 これにはあまりにも威厳がありすぎて、思わず、くわえていたものを放してしまう。あまりのすごさにア2はこれを見て・・オニバー・・といっているが。 母は強し、というよりも、怖しだね。 <戻る>これは、褒められること ボクはいたずらをやりすぎて、皆から怒られるけど、絶対ほめられることがある。 それは、オシッコとウンチ。必ず、裏口から庭に出てする。 この家に来て、とくに、しつけられたわけではないが、自然と家の中ではやっちゃいけないと思うようになった。裏口はいつも閉まっているが、催してきたら、ガリガリたたいて、皆に開けてもらう。家族が気がつかなかったり、誰もいなかったりしたら我慢するしかない。 この間なんか、皆が朝から出かけて夜中近くまで戻ってこなかったことがあった。それでもボクは我慢した。しかし、このときはさすがに腹がたって、もどってきた家族に「大事なボクをほかっておいて、いつまでどこにいってたんだ!」と怒ってかみついてやった。 この家にきて2年になるが、いままでに失敗したことはオシッコが2回、ウンチが1回。遊びに夢中になっていて、外へ行くのが間に合わなかったときだけ。しかし、やっちまってしまったと思っているのに、皆は、「あ〜あ」と、なじるような声をだすので、ボクはますますしょんぼりしてしまう。 前居た犬なんかは家中オシッコをかけまくっていたみたい。パの書斎の本箱の下は、しみがついて表面がはがれかけている。 <戻る>本当のことは少し違うよ!@ パはホームページにボクのことを出しているが、面白さでうけようとただそれだけしか考えていない。ボクの犬権(?)なんか完全に無視している。 まず、デジタルアニメ。ボクの一瞬の動きをデジカメで捕らえてそのなかで面白いところだけをピックアップしてアニメにする。また動きなども一枚一枚の表示時間を調整してやるので、急に早く動かしたり、時間差をつくったり、まったく勝手に作ってしまう。ボクでさえ「あ!と驚く」ようなものになる。 居間のカウンタに飛びつくアニメなど、ループが無限回で設定してあるので、画面が表示されている間、繰り返し、繰り返し休みなく飛びはねているので、ア2は「ドミが可愛そうだ。動物愛護協会から動物虐待でクレームが来るよ」と抗議している。 そのほか、クルクル回るアニメなど目が回ってしまう。またソファを目がけて突進するアニメも無限に繰り返されるので、これを見て、ソフャがすり切れてしまうのではないかと心配してくれてる人もいる。 しかし、本当はたった一度やっただけの行動なんだけど、パが運よく(ボクには運わるく)デジカメに撮ることができたので、こんなことになってしまった。油断もすきもありゃしない! ボクはもっともっとおりこうな犬よ。 <戻る>本当のことは少し違うよ!A デジタルアニメ。パが新作と称してこんなのがあった。 ボクが首を振る場面で顔を、前→左→後→左→前→右に向ける画像ならば、単に、首を左右にふる当たり前の動作である。これを前→左→後→右→前の順序に変えたものだから、ボクの首が左回りに回転し、風車のようにクルクル回り続ける。これを見ていると気持ち悪くなる。しかし、パはホームページに出すと言い張っていたが、これじゃボクが「いたずらドミンゴ」から「バケモノドミンゴ」になってしまう。大反対してやっとホームページには載せないことになった。 また、写真、これも、かならずしも、真実を伝えるものではない。 パはとにかくボクをかわいく撮るのではなく、面白く、変な写真ばかりとることに、熱中している。奇妙な写真がとれるとそれで一人悦にいっている。 今回の写真はエイリアンといってとくに面白がっている。しかし、修正した写真ではない。 なぜぼくの目が異様に光るか?ア1のデジタルかカメラで撮るときおこりやすい。パはストロボの発光の波長とカメラの受光CCDの特性で光の回りが滲み、強調されると難しいことをといっているが。 決してボクはエイリアンでもバケモノでもない。ごくごく普通の犬である。 「ほんとうはボクはエイリアンなのだ」とは、口が裂けても(おっと、口はすでに裂けている)、絶対に言わない。 <戻る>本当のことは少し違うよ!B 先日、作家柳美里さんの小説でモデルとなった人のプライバシーを侵害したとして出版差し止めの判決が最高裁でだされた。 ボクにだってプライバシーはある。いくら誠実に書かれても、書かれた犬が傷つく恐れがある。 決して作り話ではないが、ずいぶん脚色されて、また、強調される。 たとえば、最初もらわれていくとき、ボクは東京駅についたとき北を(生まれた家の方角)を向いて遠吼えしたとあるけれど、実際は国分寺の駅について緑の窓口で切符を買うとき遠吼えした。しかし、東京駅のほうが劇的ということでそうなってしまった。 こんなことはいいけれど、いたずらすることだけを強調してかくものだから、悪名高い犬になってしまった。 もっとも、おとなしい、なにもしないでじっとしているといったて、文章にはならないことは理解できるけれど。 ぼくはそんなに悪い犬ではない。面白いだけ。すこしやんちゃで甘えん坊だけど。 <戻る>ボクの嫌いなこと@ 大好きなお客さんが帰っていくときなんかも、いやでいやで、大騒ぎをする。 今年の6月末にア2が結婚して家を出て行ってしまった。 結婚式の朝、ア2がボクに挨拶に来たとき、ボクは思わず噛み付かんばかりの激しさでア2を吼えた。 また、9月初めにア1が留学のために渡英する朝、出かけるときに挨拶にきた。やはりそのときも激しく吼えて、膝を噛み付いてしまった。 皆はその激しさに驚いたが、ボクにはこの気持ちをあらわすのに他の方法を知らない。 「行っていらっしゃい」と言葉でいえるといいのだけど、寂しければ寂しいだけ、激しく吼えるしかなっかた。きっとわかってくれていると思うけど。 ああ、たまらない。 パが会社へ出かけるとき、玄関へ先回りし、やはり大騒ぎをして阻止しようとする。しかし、最近はマと一緒に道角までいき、パの車が見えなくなるまで、行儀よく座って見送りをしている。 どうだ、えらいだろう! <戻る>ボクの嫌いなことA 留守番。ボクは一人にされることが大嫌い。 皆が出かけるとき、出かけるのを阻止するか、ボクを連れて行くようにと抵抗するのだけど、だめ。 そんな時、お駄賃にボクの大好物のビスケットかジャーキをくれていく。 ボクはそんなものに目をくれない。というよりも食べると皆が帰ってこないような気がする。 とにかくじっとしている。 いたずらはまったくしない。時々様子を伺って耳をすまし、早く帰ってこないかなと祈るだけ。 そして静かに眠っている。 マはビスケットは万一、皆が帰ってこなかったときの飢えをしのぐためにとっておくのではないかと言っているが、そんなことまでは考えていない。寂しくて食べる気がしないだけ。 オシッコはしない。ただ我慢我慢。 誰か帰ってきて顔をみたら安心して、しかしあわててビスケットやジャーキを食べ始める。 早く食べないと、「あら、いらないの」と言って、マに取り上げられてしまう。 この前なんか、大きいジャーキが取り上げられて小さいものに変えられてしまった。 なんてことするの!! これはいつもそう。 <戻る>お土産 大好きなア1がイギリスから冬休みを利用して帰ってきて、お土産をくれた。 カラフルなシールで作られた噛み心地の良いボーンで、鉄アレイのように両側が太くなっている。ここを噛むとキュキュとかなり大きな音がする。 嬉しくなって寝ていたパの耳元へ行き、キュキュ、キュキュと鳴らし続けていたら、「うるさい!」と本気で怒鳴られたしまった。 それでも、かまわずキュキュとやっていたのでア1が「まずいものを買ってきてごめんね」とパに言っていた。 寝るときも肌身離さず、咥えたままで眠ってしまったが、時々目を覚めると慌てて咥えなおす。 朝、庭へ出てオシッコをするときも咥えたままで。 パが面白がって隠してしまったときは、真っ青になって探し回った。 (毛で覆われているので、皆には顔色がわからないだろうが、真剣だったよ) やっとみつけた。もう放さない。 ものすごく気にいっている。ア1ありがとう。 <戻る>ボクの嫌いなことB 散歩。いや、散歩は大好き。 しかし、散歩のなかで嫌いなことが二つある。 ひとつはダンプカー。狭い道で我が物顔に、しかも、このドミンゴさまを虫けらのように威圧しながら通り過ぎていく。このときボクは怖くて足がすくみ震えてしまう。 この間も轟音を立てて通り過ぎたダンプにメッチャムカツイタので、そのときたまたま通りかかった自転車に乗ったおっさんにほえついたら、ジロッとにらまれてしまった。 おまけにマに殴られてた。 もうひとつは街の中を散歩するときは短いリードを使う。このときふらふらとパやマの前にいくと足を踏まれることがある。 たいていの犬ならキャンと鳴いて終わるが、ボクは違う。もうれつに怒ってパやマでもかみつこうとする。すると逆に蹴られてしまう。 踏んだり蹴ったりだ。 <戻る>こんなにボクがおとなしいなんて ボクはお調子者ものだから、すぐいたずらに走ったり、飛び跳ねたりするので、始末におえないと思われているかも知れないが、 本当は、おとなしい時のほうが多い。 まず、誰にも相手にされなかったら、いたずらどころか、飛び跳ねたりもしない。 マがアイロンがけをしているときやミシンがけをしているときは、傍にくっついて寝ているだけ。 パが机に向かって仕事をしているときは足元で眠っている。 留守番でもなんにもしない。ただじっと待っているだけ。 最近は家族が少なくなったので、ボクはパが家にいるときは、足音をパタパタとさせながらくっついてまわっている。 どこへ行くにもパタパタとパの足にまとわりついていく。 2階へ行けば2階へ、風呂へ行けば風呂へ、トイレへ行けばトイレまでも。 こんなにボクがおとなしいなんて信じられる? <戻る>前にいた兄たち。犬2匹。@ まず1匹目。 今の家には、パとマが結婚して初めに飼うことになったグリックと名づけられたヨークシャテリヤ(ヨーキー)犬がいたそうな。グリックという名前は、ドイツ語で幸せと言う意味。 オス。 なぜオスかというと、家の家族は男がパ一人で、あとはマ、ア1、ア2で女が3人。これ以上女性の比率が多くなってはたまらんということでパがこだわってオスしか飼わないことにした。 グリックはグリと呼ばれて皆からたいそう可愛がられた。 普通ヨーキーというと、小型で体重3Kg程度が標準。しかし、グリはすごく太っていて8Kgもあった。マが食べたがる食事を制限しなかったのでどんどん太っていったそうだ。 グリもテリヤ犬共通(?)のイタズラ好きで、いろいろなものをかじってこわした。今でも、家の中にはドアのストッパなどゴムのついた部分に噛まれたきずあとが残っている。 また、家中オシッコをかけまくったみたいで、パの本棚の下にはしみがついている。 <戻る>前にいた兄たち。犬2匹。A それはとても蒸し暑かった真夏の午後に、グリが事件を起こしてしまった。 近所のおばあさんが家に回覧板を持ってきたとき、パがドアをあけたすきに飛び出して、おばあさんの膝に噛み付いてしまった。 何時もならマがとても用心深く、犬を出さないように気をつけていたのだが、たまたまマが家にいなかったので、こんなことになってしまった。 この時はすぐに捕らまったし、おばあさんの怪我も病院でみてもらった結果、たいしたことはなかった。 一度でも他人様に噛み付いた犬は保健所へ連れていかなければならないというのがパの意見であった。しかし、マやア達は、そこまではということで、グリを買った犬屋に引き取ってもらうことになった。 グリを家においておけないということは、マやア達も理性ではわかるので悲しみをおさえて我慢した。しかし10日あまりで、どうしてもだめだというので、まだ犬屋にいたグリを引き取りにいった。 それ以降、決して問題はおこさなっかた。 グリはア2などを遊んで育て上げた。ア2が泣いていると顔をなめて慰めたりした。めんどうみのよい犬だった。 グリは長生きして18年生きた。人間の年でいうと90歳ぐらいに相当する。 今でもマはボクのことをグリと呼ぶことがある。失敬だ! <戻る>前にいた兄たち。犬2匹。B 二匹目 名前をスピツッアという。意味はドイツ語で頂点と言う意味。 何故2匹目を飼うことになったかというと、ア1が中学生3年生の時、もし学年で1番の成績をとったら、パとマがご褒美として犬を飼ってやると約束してしまったことによる。パは決して1番なんかとるとは思っていなかったので、簡単に約束してしまったがあとで後悔していたようだけど。 とにかく1番をとったので、飼うことになった。 ミニチュアシュナウザ。もちろんオス。 マは初めはとてもへんな顔をしていて大丈夫かと心配していたようだが、とってもハンサムな犬になった。 彼は食欲がものすごく旺盛であった。 なかでも白菜が好物であった。マが冷蔵庫を開けると飛んできて、一番下の野菜いれに顔を突っ込んではよく叱られた。 また、ドッグフードの大きな袋に入り込んで、食べれるだけ食べて「ハァー」とため息をついたこともあった。 椅子に座ってテーブルで家族が食事をしていると、手でパの腕をたたいて食べ物を催促した。 そんなわけでこの犬もかなり太っちょだった。 <戻る>前にいた兄たち。犬2匹。C スピツッアはスピと呼ばれて、これも家族の皆からとても可愛がられた。 また、当時ミニチュアシュナウザはまだ少なく、めずらしがられていろんな人にもかわいがられた。 とてもおとなしく、だかれたりしていたときは、じっとそのままの姿勢を保持していた。 こんなこともあった。 パのお父さんが亡くなったとき、家で葬儀をおこなったが終わるまでの3日間犬たちは獣医さんのところに預けられた。 そして家の中が片付いて、獣医さんから家へ連れてこられたとき、スピは血をはいてしまった。 医者にみてもらったら潰瘍ということで、注射一本で治ったが、皆は犬でもストレスがあり、潰瘍になってしまうのかと驚きもし、感心もしていた。 ちなみにグリの方は全く大丈夫であった。 又、お尻に癌が出来たので、手術してとりのぞいてもらったこともあった。 スピは繊細なのか、11歳で病死した。 マは時々ボクをスピとも呼ぶ。これまた失敬だ。 <戻る>前にいた兄たち。犬2匹。D グリとスピの死 3年前の冬の寒い日にまずスピが、皆にお礼を言いたそうな目をしたまま、息を引きとった。前日の夜までいつもと変わらず散歩していたのに。急病であった。 そして、そのわずか2日後にグリがスピの後を追うように老衰で静かに死んだ。 グリは18年も生きたので、老衰で死ぬことが予想されたが、それよりも若いスピがあっと言うまに死んでしまったのでマ、ア1、ア2の嘆きはすざましいものであった。たとえパが死んでもそんなに嘆かないだろうとパは言っていた。 いつも使っていた籐の籠に入れて周りを花で埋め尽くして、動物のお寺にもっていきお経を上げてもらって火葬にふした。 2日後にグリもそうした。 近所の人たちからもお供えや花をいっぱいもらった。 グリとスピは仲良しだった。いつも一緒に散歩をするとスピが一歩前を歩いて老いたグリを守っていた。最期も同じようにスピが一足さきに出かけた。 今でも、マたちは時々グリやスピのことをボクに言って聞かせる。写真を家中に貼ってある。 ヨーキやミニチュアシュナウザを道で見かけると懐かしく思って立ち止まる。 2匹が死んだ直後はこういうことになるとかわいそうだから、もう犬は飼わないとマはいっていたが、しばらくすると、やはり我慢ができずに、半年後に、それでボクを飼うことになった。 今度は2匹飼うわけにはいかないので一匹で形はスピ、色はグリに似ている犬ということでウエルシュテリアを探しだした。 しかしパワーが2倍どころか数倍あるとは気がつかなかったようだ。ウシシ・・ <戻る>前にいた兄たち。犬2匹。E 一喜一憂――パのアイロニ ◇昇格 家での序列は犬(2匹)、娘(2人)、女房(1人)の順で、私が6番目である。 ところが最近相次いで、犬2匹が死亡したので、私の序列は4番目に昇格した。 (犬の死因は1匹が老衰(18歳)、もう1匹が急病(11歳)で、決して、事件性はない) ◇降格 しばらくしたら、また一匹やってきたので5番目に落っこちてしまった。 ◇今度やってきたのは度迫力の持ち主なので、格差はもっと大きいことが判明した。 <戻る>ボクの健康法@ ボクはいたって健康 その秘訣は、自由奔放。 寝たいときに寝、遊びたいときに遊び、ストレスはいたずらで発散し、 散歩を欠かさず、快食、快便、そして、目が覚めた後のストレッチ体操。 まず、快く目が覚めたら、すぐに 両前足を揃えて、お尻を後ろにぐっと突出し、 次に両前足をそのままで思い切り体を前に出し、 その後、右後ろ足を少し床から持ち上げてまっすぐにぴんと伸ばし、 つづいて反対側の左後ろ足を持ち上げてぴんと伸ばす。 そして大きく口を開けてあくびをして舌なめずりする。 これを3〜4回繰り返す。 これで、準備体操終了。さあ、活動開始。いたずらをはじめるぞ! このストレッチは朝起きたときだけではなく、昼寝をした後も、やる。 <戻る>ボクの健康法A 夜の眠り。 住所不定(自宅はあるけど)、まったく気ままなところで眠る。 冬はパやマの布団の中。暑くなると布団の上。 パがトイレに起きるとすかさず、パの枕をぶん取って枕をして眠る。 そこに戻ってきパと、どけ、どかぬでもめる。 夏は廊下など涼しいところで。 ところで年(?)のせいか最近夜中に目が覚める。 昼間に散歩などでボール遊びを十分したとき家に帰ってきてぐっすり昼寝をする。 すると夜中に目が覚める。特に体が痒かったりするとそれで目が覚めてしまう。 もうたまらない。誰かを起こして遊びの相手をさせないと。 噛んでイガイガになったゴルフボールをパの顔の上で落とす。すると「痛い!」といってパが飛び起きるが又眠ってしまう。 なんとかしてパやマを起こそうとする。しかし、二人はなかなか起きて相手をしてくれない。 今度はパの顔を嘗め回す。すると布団をかぶって眠り続ける。 今度はマのところにいき同じようにするが起きてくれない。 耳元でワンワンと吼える。 あまりにうるさいので、マが(パではだめ)「うるさい!ねんね!」とどなりつける。 するとボクはしかたなく黙り込んで、いつのまにか眠ってしまう。 <戻る>ボクの健康法B 朝寝。 パは朝6時に起きて7時に会社に出かける。 ボクはその間起きて付き合う。 パは朝まだ早いから起きずにに寝ておれというけれど、ボクは義理固いからちゃんと起きる。 パが洗面所へ行けば洗面所へ、居間へ行けば居間へ、そしてトイレへ行けばトイレまでくっ付いて回る。 新聞を読もうとすると、新聞に乗ったりしてじゃまをするけれど。 パたちが朝ごはんを食べたあと、ボクもご飯がもらえるので、それを食べる。 食べるとすぐに催すので、裏庭へ行って用をたす。 パが出かけるとき、家の前の道の四つ角まで行ってマと一緒に見送りをする。このことは前にも言ったよね。 でも家の中に戻ったら、すぐに二階へあがって、パ達の寝室に行き布団の中にもぐりこんでひと眠りをする。遅いときは11時ごろまで。 時々マにたたき起こされることもあるけどね。 とにかく、眠りたいだけ眠るのが健康にいいよ。君もやってみな。 <戻る>ボクの健康法C カイカイ。 ボクはすこぶる健康といったけど、カイカイには困ってしまうことがある。とくに背中とシッポ。 シッポの付け根のところがかゆくてたまらなくなると、それを咥えようとして 口をシッポに近づけようとするがシッポも動くのでくるくる回ることになる。 左回り、右回り。アニメで見たよね。 マはかゆみがひどくなると獣医さんまでつれていってくれる。 先生はひどいと注射をしてくれて、飲み薬をくれる。 そのときはよくなるが又かゆくてたまらない。マは飲み薬は強くて体に悪いといってなかなかくれない。 ボクはかゆくなるとワン・ワンと大きな声で吼える。 夜中だとマはカイカイしてくれるので、マの腕に頭を乗っけて寝るのだけど、マはいつまでもカイカイしてくれない。それでも、ワン・ワンと吼え続けると、うるさくて仕方がないので、マがおきて気を紛らさせようと遊んでくれる。 でも、マが眠たいと、「ウルサイ、ネンネ」と怒鳴りつけられる。 そんなこといわれてもかゆくてかゆくてたまらない。そのうちに疲れて眠ってしまうことがあるけれど。 誰かいい方法知っていたらおせえて。 ところで獣医の先生は低気圧になるとかゆくなるって言うけれど、これほんと? 今日は天気が悪いからかゆくなるかな。 <戻る>ボクの誕生日 今日は三歳の誕生日。人間で言うと26歳くらい。 一年のうちで、一番皆がボクに注目してくれる日だ。 お祝いとしてア2がバースディケーキを買ってきてくれた。 「欲張りさんのケーキ」っていう苺とチョコレートケーキが半分ずつのもの。ボクにピッタリ。 蝋燭が3本立っている。 全部ボクのだと喜んでいたら、おいしいおいしいといって食べたのは人間達でボクには少しも食べさせてくれない。 ただ、気のやさしいパが自分の分を少しちぎってくれただけ。 いやになっちゃうね。 しかしプレゼントはたくさんある。 ア1からは英国からおもちゃが二つ。送られてきたとたんに袋をかじった。 アア(ア2のだんな)よりボーン形ガム。袋入り。この袋はマが破ろうかといったがボクは拒否して自分で破った。 パは雨のシーズンに向けてレインコート。 マは新しいボクの首輪。大きくなっても使えるようにと少し大きめのもの。 もうこれ以上大きくなりっこないのにね。いや太るかも? イーグル君のママからはテリアのクッキー型をもらった。 早速、マはボク用にクッキーを焼いてくれた。 プレゼントの数は去年より多い。 今日は盆と正月が一緒に来たようで幸せ。 毎日が誕生日だといいな。しかし365倍早く歳をとるのもいやだけど。 <戻る>ボクの恋人 恋人といっても人(犬)ではない。ア2からもらった熊のぬいぐるみ。 大きさはボクの2倍くらいで、色はボクとほとんど一緒。 ボクは好きで好きでたまらないので、椅子に座っている彼女をみつけると思わず、抱きついてかかえ込む。 そして首根っこを咥えてあちらの部屋からこちらの部屋へと連れまわす。 1階から2階へ、2階から1階へ、階段はたいへんだけど、好きな熊のためだ、そんなこと苦とも思わない。 首を噛んだらそのまま離さない。すっぽんも顔負け。 マが来てかたずけようとするとウーといって追い返す。 ボクがかんだあとは、よだれでべっしょべっしょに濡れている。 夜、パ達の寝室に連れていって長い間ずっと咥えていると、たまらなくなって ヒューヒューと鳴く。 しかしパたちはグースカ寝ていて、起きてくれない。 早く離してくれなければ、ボクは眠れない。 <戻る>ボクは体育系@ ボクの犬種はもともと猟犬であり、ボクもその血を引いて動くものにはとても 執念がわく。 家の中ではテニスボール、公園ではサッカーボール。とくに丸いものにたいして。 サッカーボールが真新しい間は、それを口で転がして、ドリブル。 すごいスピードでドリブルし、大きなサークルを描いてクルクル回る。 ヘッディングも得意。パが上に投げたボールを目がけて飛びかかる。 たまたま通りかかった人はすごいといってほめてくれる。 しかし、新しいのもすぐ噛み付いてくわえてむしる。ボールの表面がはがれたり、 空気が少なくなってくると、牙でかんで口でくわえたまま走り回る。これも得意芸。 新しいボールもすぐ噛んでだめにするのでパやマはすぐ怒るがどうしようもない。 この前なんか、真新しくおろしたボールをあっという間にパンクさせてしまった。 今までにいくつボールをだめにしたことか。 マは一個300円のボールをスーパーで捜してきて、それにかんかんに空気をいれてもらう。 固いと、噛みにくいので少しは長持ちする。ボクに内緒で幾つも買い込んできた。 これでしばらく遊べるぞ。 <戻る>ボクは体育系A とにかく丸いものには本能的に飛びかかりたくなる。 公園で他の人たちがサッカーをしているとそのボールを獲りにいこうとするのでマをあわてさせる。 この前、自分のボールに狙いを定めていたら、たまたま飛んできた他の人のボールをパクリ。 遊んでいた人たちは笑ったけどパとマは必死なってくわえたボールを取りかえそうとした。 やわらかいボールだった。でも傷が付かず、ホットした。 最近では気候が暑くなってくると、すぐ息切れがして、ボールに足を乗せてひと休み。 そして、水飲み場を目がけて一目散でかけよる。 年はとりたくないね。 家の中ではテニスボールを投げてもらってそれをキャッチする。 パが投げてくれるのでそれを口でうけとめるのだけどなかなかうまいもんだ。 高いボールでも低いボールでも、はずれたボールでも、ナイスキャッチ。 朝、パの出勤前の忙しいときに強引に要求すると、「時間がないからダメ」とぶつぶついいながら、2〜3回投げてくれる。 しかし、朝はまだ調子が出なくて、鼻にあたってはじきとばしてしまう。 あわてて飛んでいったボールを拾いにいって何もなかったような顔をしてごまかす。 今度はということで、構えてするのだけど、これも失敗。 もう、いや! でも夜は失敗しないよ。 <戻る>ファッション@ ボクが帽子をかぶった写真みてくれた? ア2&アアがお店で探し出してくれた黄色い帽子。 これをかぶって散歩にいくと 中学生が「あれ、帽子をかぶっている」 すれ違った夫妻から、「夏は暑いから帽子をかぶっているのね」 ボクをつれているマはなにもかぶっていないけど。 皆ボクをみてくすくす笑っている。 ボクは得意げ。 Tシャツ。 伊吹山に登る前日に山は寒いといけないからといって マが百円ショップでTシャツを買ってくれた。 ただ、紺の無地では味気ないといって星のマークとボクの名前を 刺繍してくれたので、ボクだけのオリジナルなシャツになった。 どう、似合うだろう。 まあ、ボクは何を着ても似合うけど??? <戻る>ボクは体育系B ボクはスポーツに関することなら何でも得意かと思うとそうではない。 水泳、不得意? というよりも川泳ぎが怖い。 今年も、香嵐渓につれていってもらったが、やはり川は怖い。 水際を歩き、少し入りかけてやめてしまう。 ア1やパが一生懸命水の中に入るようにリードを引っ張っても抵抗する。 しかし、とうとう入れられると、岸に向かってあがることばかり考えている。 それでも、少し慣れてきて水が数センチのところで、石伝いに歩いていたら、 前にも後ろにも行けなくなって、固まってしまった。 ア1は情けないといって抱きかかえてくれた。 ミニーママやデビッド君は泳ぎがうまいのに。 しかし、岸にあがれば、もうこちらのもの。 いつものようにあっちこっち飛びまわってはねまわり、皆を困らせる。 2週間後、もう少し静かな川で再度チャレンジ。 マに放り投げられて、4〜5メートルは泳いだぞ。 やれば出来る!! <戻る>ドミンゴ紀行@ 滋賀県の伊吹山。 パの夏休みの一日、朝早く起きて伊吹山へ登った。 車に乗せられて名古屋の都市高速や、名神高速を走り、伊吹山ハイウエイを 通って、4時間あまり。 途中ボクのために、サービスエリアで休憩をとってくれた。 車で、長時間でかけるのは初めて。車内をあちらこちら動き回って、マを困らせる。 それでやっぱり、ケージに入れられてしまった。 山頂駐車場に着いみると、霧がすごかった。しかし、しばらく待っていたら、晴れてきそうなので、頂上まで登ることになった。 寒いといけないので、ボクは昨日買ってもらった紺のTシャツをきて、得意満々。 伊吹山の駐車場から一時間あまり、西遊歩道コースを高山植物のお花畑の中をとおりながら一生懸命登った。 ボク達を追い抜いていく人が、ボクを見て「オ、頑張っているな」と声をかけていく。 頂上はさらに霧がすごかった。遠くどころか、近くも霧で見えない。 霧が一層深くなりそうなので、休憩もそこそこにして、下山。 帰りは一番近道の中央遊歩道コースを選んだが、これが間違い。 急な坂道でしかも、昨日までの雨で大変なぬかるみ。 転ばぬようにそっと歩くのだけれど、マはとうとう転んでしまって、ズボンは泥まみれ。 怪我をしなかったかとボクも心配したが大丈夫だった。 ボクの四駆でも転びそうだった。急がば回れとはよく言ったものだ。 とにかくよく頑張った。 さすがに疲れて帰りの車の中ではよく眠ったね。 <戻る>闘争心 ボクの血筋はもともと猟犬。 今もボクの体の中を脈々と流れている。 サッカーボールなど丸いものに対しても異常なほど執着を持つが、 やはり、格好な動物をみると血がさわぐ。 公園を散歩しているとアヒル。池のはるか下のほうにいるのを見つけて 虎視眈々と狙うが、ボクのいるのが高すぎてなんともならない。 次に白鳥たち。残念なことに網が張り巡らしてあるので、これも狙うだけ。 七面鳥のような鳥。これを見つけて睨みあっていたら、敵もさるもの 飛び掛ってきそうになって、マがあわててリードを引っ張って逃げ出した。 ボクの方がきっと強いのに、マは相手が強いと思っている。もっとわが子を信じなきゃ。 家の中で蝙蝠が網戸に止まった。高いところなので、届かないが、それでもぴょんぴょんと飛び上がって捕まえようとした。 ゴキブリ、普段はいないが時々紛れ込んでくると、くるくる動きまわって探しだす。 しかし、逃げ足が速いやつ。 猫をみつけるとウオーと向かい合うが、ここでも、マがリードをひっぱって連れ戻す。 犬も友達のゴールデンのケビン君とシーズーのインディ君をのぞいて、構えて飛びかかろうとする。 だからちっとも友達ができない。 <戻る>パのお迎え パが会社から帰ってきて、表の駐車場に車を入れる音を聞きつけるのは ボクが先。 そしてワンワンとほえる。 それを聞いて、マが玄関まで行くが、僕は少し離れて「待て」をさせられる。 家で皆が一番注意をしていることは玄関のドアを開けるとき。 その隙間からボクが表へ飛び出すことを恐れている。 したがって、リードをつけず、又別の部屋やトイレに押しこまず、「待て」で 玄関のドアが開くのを見ているのはこのときだけ。 マからきつく「待て」をいわれて待っていると、パがドアを開けて入ってくる。 まだ「待て」。 そしてバタンというドアを閉める音が合図で、マの制止を振りきり パをめがけて突進する。そこに脱いである他の人の靴をくわえて走り出す。 それまでおとなしくしていたのに、急にはしゃぎだして家中駆け回る。 するとマがまたどなりつける。 それが日課。 だけど、「待て」からダッシュするとき足が滑って転ぶときがある。 このときだけは、そのまま他の部屋に行ってそ知らぬ顔をしている。 かっこう悪いもんね。 <戻る>仲間たちとの集い 今日は待ちにまった兄弟との再会 一歳年上のクリオ君、一年ぶり。元気だった。 一歳年下のイーグル君、昨年の春以来、一年半ぶりだね。 そして、遠路はるばる彦根から駆けつけてくれた甥っ子のエルフ君。 初めてだけに、すごく会いたかった。感激している。 イーグル君も、エルフ君も大きくなって、 クリオ兄ちゃんとボクは小さくなってしまったよ。 それから、エアデールのニーナちゃんとデール君も参加してくれた。 連休中の公園はいろいろな子に会えたね。 犬族のほうが多いくらいだった。 スタンダード・プードル、ブルテリア、マスチーフ、コッカ、セッタ、スコッチ・・・ とっても楽しかった。 エルフ君のお姉ちゃんたちもよく遊んでくれた。感謝している。 マは親戚が集まったようだねと言っていたが、 ボクたちは確かに兄弟と甥で親戚だけど、人間たちは さしずめボク達の姻族ということになるから、家族も親戚ってわけか。 みんななかよくね。 天気もボク達に青空をプレゼントしてくれた。 あっという間に過ぎてしまったが、次回が楽しみ。 みんな元気でね。 <戻る>秋3題@ ある秋の晴れた日にボクは車に乗せられてコスモス畑につれていかれた。 ボクは花などには全く興味はない。 花を前にボクの写真を撮って、喜んでいるのはパだけ。 ボクはコスモスをバックに座らされるだけでちっともおもしろくない。 そこで、前を向けとパたちはどなるけれど、横を向いたまま。 これはボクの小さな反抗。 パはブツブツいいながらシャッタをきる。アハハ。 断っておくけど、だからといって留守番をさせられることは、死ぬほどいや。 マたちが無理をしてでも、ボクを連れていってくれることにはとても感謝している。 とにかくボクは外へ出歩くことが大好きなのだから。 どう、花の前での写真。 横を向いているボクの気持ちがわかるでしょ。 まあ、写真をみてやってちょうだい。 <戻る>秋3題A ススキの高原にて この前の日曜日にやはり車に乗せられて奈良県と三重県の県境の曽爾高原へ行った。 朝早く出て3時間ほどで着いた。 眼前一面に広がるススキにパたちは目を見張ったが、 ボクは背が低いので自分の周りしか見えない。 ほんの一坪ほどのススキがあってその真ん中にいるのとちっともかわらない。 同じ風景ばかりで上に空が見えるだけで行けども行けども同じ、うんざりしてしまった。 パたちもボクの目線でみてくれたらどんなに退屈するかわかるというものだ。 しかし、ずいぶん歩かされて、山に登ったら、そこは景色がちがってすばらしかった。 今まで見たことがない別世界のようで、思わずワンと鳴いた。 山へ登る途中、ハイキングの人々と出会ったが、ボクをみて「よう、頑張っているな」と声をかけていくので得意になって歩いた。 パたちはくったくったになるほど歩いたが、ボクは大きさでは体が小さいから、こういうとマがおこるけど体重ではマに比べるともっともっと小さいから大人たちの何倍も歩いたことになる。 その上マを引っ張って登るのだから大変。ミニカーがダンプを引っ張っているようなもんだもんね。 今度ばかりは大変疲れて、その疲れのため翌日も、その翌日もよく眠ったね。 <戻る>秋3題B 紅葉 愛知県で紅葉の名所というと香嵐渓。 今年の11月の下旬の3連休に連れていってもらった。 東京や大阪あたりからも観光バスで行楽にくるような名所。 パ達は日中は混むことが予想されたので、朝早くでかけたが 8時でもすでにだいぶん混み合っていた。 香嵐渓のお寺から山の頂上に登った。 今年は寒くならなかったのであまりきれいな紅葉ではないというが、 それでも頂上あたりの紅葉はきれいだった。 川沿いの道のお店屋さんなどは、大勢の人たちでごった返した。 また、沢山の犬たちにも出会った。マはボクが犬には挑戦的なので他の犬がそばに来るとリードをしっかり抑えなければならないので、とても気を使い疲れてしまったみたい。 ここは昨年の夏に来て怖がるボクが初めて川泳ぎをさせられたところ。 あまり印象はよくない。 川上につり橋が架かっている。危ないから20名以下でと注意書きがあるが、それにかまわず、どんどん人が渡ってくる。 途中つり橋が揺れるのでボクは怖くなって固まって床にへばりついて歩けなくなってしまった。 後ろを歩いていた見知らぬお姉さん達が「犬が怖がっている。かわいそう」とボクに同情してくれた。 マは四本も足がある犬が怖がってどうするのと怒ったが、犬だって怖いものは怖い。 やっぱり印象はよくないね。 今日も沢山歩いた。 怖さもあってほとほと疲れてしまった。 <戻る>年年歳歳 年年歳歳犬相似たり。 ボクは毎年同じようなとぼけた顔をしているが、決して同じではない。 ボクも今年は4歳になる。 成長著しいとはいわないが、すこしづつでも成長している。 少しおとなしくなった。 いたずらも少しすくなくなった。 いたずらで咥えたものは、マの顔を見ただけで放すようになった。 散歩のとき引っ張って歩くのが少し弱くなった。 体もしっかりしてきた。 サッカーのボール扱いが一段とうまくなった。 皆のいうことがいくらかはわかるようになった。 毎朝パがトイレへいくとき、一緒についていってじっと待っているが、「寒いから暖房のところへ行け」というので、そのとおりにすぐに暖房のところへいって当たっている。 かいかいも一段と強くなった。(これには閉口しているが) 自己主張も強くなった。 散歩の途中で、マが近所の人と長話をしていると、「いいかげんにせい」といってワンとほえる。 一段とあまえんぼうになった。 日中マといるときは、マにぴったり。 パがいるときは家中パについて回っている。 パが机に向かっているときはそれをみながらそばで横たわっている。 変わらないこともある。 散歩のとき足を踏まれると猛烈に怒る。 おしっことうんちは必ず庭か、散歩のときにして家の中ではしない。 留守番のとき、マはお駄賃としてビスケットをくれるが、これは皆が帰ってくるまで食べずにとっておき、誰か帰ってきたとたんに食べだす。 この前、マが忘れ物をして戻ってきたとき、勘違いしてあわてて食べ始めた。 紛らわしいことすんなよな。 <戻る>目は口ほどにものをいい 目は口ほどにものをいいとは人間たちだけではない。 ボクたち犬でも同じ。 怒ったとき なにをするんだと抗議するとき 遊びたいとき 興味深いとき 得意満面なとき 眠いとき 哀願するとき なにかなと考えるとき 獲物をねらうとき 穏やかなとき 遊びたいとき 反抗するとき あることをじっと待っているとき しょんぼりしているとき しまったと反省しているとき そして恋するとき <戻る>大冒険 この前のよく晴れた日曜日にパとマはボクを愛知県昭和の森に連れて行ってくれた。 ここは、昭和天皇皇后のお手植の地を中心にした、広大で、牧歌的な景色のとてもきれいなところであった。 パ達はボクを公園などに連れて行くとき、いつもサッカーボールを持っていって広場を見つけてサッカーをさせてくれる。 昭和の森はウォーキングコースやアスレチックが主体でボール遊びをする広場は見あたらなかったが、それでも小さな場所を見つけてボクにサッカーをさせてくれた。 ボクはいつものように、夢中になってボールを転がして遊んでいたが、勢いあまって側溝に落としてしまった。 まあ、ここまではよくあることだが、なんとこの側溝には地中の土管につながっていた。 側溝には水はなかったので落ちたボールは勢いよく、土管のなかに転げおちて見えなくなってしまった。 ボクは青くなってマに訴えたが、マもどうしようとおろおろするばかり。 土管は10数メートルもあり、下流側からのぞいて見るとちょうど真ん中あたりでボールが止まっている。 付近に棒などを探したがあるわけない。さてどうしたものかと困っていたら、パがボクを土管の中にほおり込んでボールを転がり出させることを思いついた。 ボクにとってはしごく迷惑な話で、最初抵抗したが、ボールを落としたボクにも責任があるし、よ〜しボクも男だ、覚悟を決めた。 暗い土管の中に入り込んで、ボールをめがけてどんどん中に入っていった。 ボールにたどり着いてUターンした。あとはお手の物、ボールを鼻で今来た道をどんどん転がしていき、ついに土管から出すことに成功した。 マはボクがなかなか出てこないので、土管が途中で分岐路になっていたらどうしよう、ボクが戻って来れなかったらどうしようと心配していたらしい。 土管の中は何が住んでいるかわからない、昔テレビのお笑い漫画道場で、土管の中には漫画家の鈴木義司さんが住んでいたということもあったとか。 今回はたった10メートルの土管の旅であったがボクにとっては宇宙に行って帰還してきたような大冒険であった。 しかし狭く冷たくそして暗い土管の中はもうごめんこうむる。 <戻る>つり橋 愛知県の足助町といえば秋の香嵐渓、紅葉の名所としてで有名であるが このほど「中馬のおひなさんin 足助」というイベントが開催された。 これは、足助町の民家にあるお雛さんを通りから見えるところに飾って皆にみてもらおうという企画。 数十件の民家がそれぞれに伝わるお雛さんを飾って観光客の目を楽しませてくれている。 こんなニュースがテレビでも紹介されたので、パとマはでかけることにした。 もちろんボク連れて。 いろいろなお雛さんがある。 大きいもの、豆粒ほどの小さいもの、 明治時代からの古いもの、 つり雛、竹雛・・・ マはひとつひとつ興味げにみて回ったが、実はここにボクをつれて来たのは もうひとつ隠された目的があった。 ここ香嵐渓にはつり橋がある。 昨年の秋、紅葉のときにきたときは大勢の人が橋を渡っていたので橋が揺れてボクは怖くて動けずに固まってしまった。 それがとてもおもしろかったので、今回再びボクにそれをやらせてみようと思ったらしい。 ボクにとっては迷惑千万な話だが、それとは知らず、喜んでついていった。 そして、つり橋のところまで来てはかられたとわかったが後のまつり!! 嫌がるボクを無理やり2度も渡らせた。実に犬権蹂躙だ。 しかし、今回は、いくらマの体重をもってしても、ひとりでは限りがあるので、橋がゆれてもそんなに大きくゆれない。 それでもボクは怖いので、歩くというよりもマに引きずられておっかなびっくり後をついていった。 (いつもの散歩のときは、ボクが進んでマをひっぱっていくんだけど。) もう二度とここへは来たくない!! それから、お願いだから、純真なボクをだまさないで!! <戻る>家庭教師 毎年4月になると世の中は新学期などが始まり、NHKのテキストも新しくなる。 ボクも何か勉強でも始めようかと思ったら、大分前の話になるが家庭教師のことを思いだした。 ボクがこの家へ来てからしばらくして、(ボクの2歳の頃)、ボクの散歩のときにあまりに強く引っ張りまわすので皆がついていけないと家庭教師をたのむことになった。 家庭教師は獣医さんの紹介でお姉さんだった。 見かけはやさしそうで一目で好きになったが、大変きびしかった。 まず、面接試験があった。どんな犬でも教育できるのではないとのことで、先生はボクを見にきたが、素質はあると判断されてボクはパスした。 これがボクにとっての苦難の始まりとなったのだが。 毎週2〜3回、それぞれ2時間で10数回の教程。 散歩するときは人の左側。引っ張りかけると鞭でたたかれる。 ボクは時々ちらちら先生のほうをみながらついていく。 鞭でたたかれるのはいやだもんね。 これはすぐ習得した。 次は座れ。 これには若干往生した。 10分間座らせて最後までやらないで途中から、立ち上がるとまた初めからやりなおし。 いい加減にしてよ。ボクだって忙しい、ことはないがじっとしていることは嫌い。 しかしこれもできるようになった。 最後は伏せ。 先生は2〜3回かかるといったがボクは 一回で出来たので全課程を優等生で修了した。 ところが、今はほとんど忘れてもとの木阿弥。 ボクはもっともっと自由奔放に生きたい。 今でも教えを守っているのは、散歩のとき交差点でお座りをして青信号を待つこと。 これをやっていると車の中からボクを見た人たちは「なんておりこうでかわいらしい犬」と勘違いしていく。 エヘヘ! <戻る>失敗@ ボクはあまり失敗しないが、たまにはある。 ◇ジャンプ いつものように居間のカウンタにジャンプして上に置いてあるものを取ろうとしていたとき、足が滑ってひっくりかえって背中を床にぶつけてしまった。 運が悪かったことに、たまたま家族の全員がいて皆がそれを見て大笑いをした。 ボクはひどく痛かったが我慢して、2回全身でぶるぶるとやって、何食わぬ顔をして2階へ逃げ出した。 皆はまだ笑い声を上げている。ひと(いぬ)の失敗を笑いものにしてほしくないね。 ただ、パはデジカメで写真や動画を撮ることを趣味にしているので、ボクがひっくり返るのを撮りたかったといってジタンダを踏んでいた。 ◇パジャマ パのパジャマを咥えたまま、追われて逃げようとした時のこと、長いので、パジャマの袖を足で踏んで転んでしまった。 ◇ソファ ソファの背に走って飛び乗ることが得意であるが、勢い余って落っこちてしまった。植木鉢の花の茎を折ってマからひどくしかられた。 ◇ダッシュ パが会社から帰ってくるとき、いつも廊下で「待て」の姿勢でパが玄関から入ってくるのを今か今かと待ち構えている。 パがドアをしめたとたんにダッシュする。このとき足がすべってころんでしまうことがある。ああ、かっこ悪い。 ◇粗相 ウンチを居間でもらした。 皆はボクが家の中ではぜったい粗相しないと過信しているので パはスリッパで踏んづけても気がつかず、そのまま歩き回ったので家中広がって、その後の雑巾がけに大騒ぎであった。 「普通は気がつくのにね。踏んでも気がつかないパはXだ。」と言ってマはカンカンだった。 ボクはやってしまった時、ソファの上でシッポを下げて神妙にしていたんだけど、皆は少し変だと 感じただけで、粗相したとはだれも思わなかったようだ。 信頼を裏切ってごめん! ・・・ <戻る>失敗A ◇正露丸糖衣錠 パが薬を飲むとき一錠を床におとしたので、 すかさずくわえて食べようとした。 ところが、かんだら、その臭いのすごいこと。 しまった!! ◇門扉 うちの門は小さな枠になっている。 この前散歩に行くときあわててそこに口を突っ込んだらぬけられなくて困ってしまった。 ◇ハンカチ ボクはハンカチが大好き。特にパのズボンの中に入れてあるハンカチを ポケットに口を突っ込んでくわえだす。 右がなければ左と探し、ないとあきらめる。 あるときソファーの上で毛布をかぶって寝ていたパの 毛布の中に首を突っ込んで左のポケットを探った。 なかったので、右側のポケットを探りはじめたら、 パが大声で「痛い!。違う違う、それは・・・」 ズボンの真ん中のファスナに首を突っ込んで・・・?? ◇ロングスカート マがロングスカートをはいて二階から階段を下りようとしていたときのこと、 スカートが引っ張られてうごけなかった。 後を振り向くと、ボクがスカートの上に座っていた。 マは思わず「私は田中真紀子さんか!」と怒鳴った。 ◇出窓 パがシャッタを開けるために窓を開けた。 そのとき、ボクがあわててパの隣に飛んでいき、出窓に前足をかけたとたん そこにおいてあった植木鉢を庭に落っことしてしまった。 マに怒鳴られたことはいうまでもない。 <戻る>失敗B ◇田んぼ 田植えのために耕作されて水のはられた田んぼを見ていたら、あまりに暑かったので、急に水が飲みたくなった。 口を水面に近づけたとき、そのままずるずると田んぼの中に落っこちてしまった。するとバシャバシャと大きな水音がたったので、 近くで交通整理をしていたおじさんに見られて笑われてしまった。ああ、はずかしい! 田んぼは足がしずむのでおなかまで水につかって泥がついてしまい、あとでマからコッピドクしかられたしまった。 でも水は冷たくて気持ちがよかったよ。 ◇ケムシ ある公園の狸の像の前で写真を撮るためにおすわりをさせられた。 そのときボクの目にはいったものがケムシ。写真を撮り終わったとたんに、こりゃ何だとクンクンしたらマが悲鳴をあげた。 マは大のケムシ嫌い。遠くにいて見るだけでもでもむしずが走る。本や新聞にでもケムシの写真が載っているとガムテープを張って目に入らないようにするくらい。大きな体でおおげさなんだよね。 だからうちへ帰ったらボクの口の中をたわしで洗われてしまった。 今度やったらボクを危険物に捨てると怒鳴られてしまった。ああ、恐ろしい。 ◇池の飛び石 名古屋市の大高緑地公園へ時々つれていってもらう。 そこには池があり、真ん中の築島へ飛び石が作ってある。 最初、ボクが無理やりこの飛び石を渡らされたとき、怖くて途中でフリーズしてしまい身動きが出来なくなってしまった。やむなくパに抱きかかえられて渡る破目になった。 しかし、最近ではうまくなって、自分から進んでわたっていくようになった。 あるときボクがわたるのを見ていたダルメシアンが、まねてわたり始めたとき足を踏み外して池にボッチャ〜ン。 見たぞ! アハハ、アハハ ◇ア1が英国から久しぶりに帰ってきたとき、うれしくてうれしくて 興奮してついお漏らしをしてしまった。 ◇散歩のとき道端に広告としておいてある仮面ライダーの人形に思わずびっくりして 吠え付いてしまった。あれは嫌いなんだ。 <戻る>友達 ボクは人に対しては相性がいいが、犬に対してはよくない。 どんな犬でも近くにくるとアブー。とくにチョロチョロ動き回る犬は嫌いだ。 このためほとんど友達がいない。 その数少ない友達がケビン君とインディ君である。 マがとても仲良くしている近所の家に住んでいる。 ケビン君はゴールデンレトリバーでものすごく太っているので動きがゆっくりだ。 ボクがアブーをしてもびくともしない。 インディ君は年とったシーズ犬でおおらかである。 毎朝、彼らはボクの家の前の道を通って散歩にいく。僕は家の中でソフアにもたれて今か今かと待っている。そして来た気配がするやいなや玄関まですっとんでいってマに表に出してもらう。 また午後の散歩も一緒にいく。 夜の散歩も一緒。夜の散歩はケビン君の太りすぎの対策としてでもあるが ボクの運動としても一時間くらい歩く。 朝ケビン君がボクの家に来ても、ボクがいなっかたり表に出ていかないときは 来たしるしとして、道に落ちているもの拾って門のところにおいていく。 春は、梅の実、秋は柿。 表に出てみると、今日も「ケビン参上」のしるしでケビン君が通ったことがすぐわかる。 ケビン君は近所でみんなに知られた犬であり、このほど推薦されて愛知県警察より「ワンワンパトロール隊員」に任命された。 任命式で腕章とスカーフの授与を受けたが、ボクはその友達としての縁故採用でワンワンパトロール隊のスカーフをもらった。 だからケビン君と一緒に散歩に行くときはちゃんとスカーフをして町を警戒しながらパトロールしている。 この間、ミニパトのおまわりさんが通り過ぎたとき、ボク達に敬礼していった。 仕事は大変なんだ。 <戻る>花火、雷、蜂、マ・・ 今年の夏は大変だった。ボクの人生(犬生)の中で始めての経験ばかり。 7月のとても暑い日曜日にパとマを連れて公園に出かけた。 いつものようにサッカーをやったあと、池のほうに向かって歩き出したとき事件は起きた。 植え込みのすぐそばで丸いボールを見つけた。それはちょうどメロンの大きさで その上なかなかシックな墨を流したようなおしゃれな模様だった。 これはしめたとクンクンと匂いをかいて得意のドリブルをしようと手をかけたとたんに 二つに割れた。 するとブーンという音とともに中から沢山の大きな蜂が飛び出してきた。 マの悲鳴でパはボクを引っ張って逃げた。それでも何匹かは追っかけてきた。 ボクの洋服が黒いのでそこに襲ってきたんだ。パは手で一生懸命払ってくれたけど マは皆が刺されないかと、とても心配した。 結局、パもマもボクも刺されずにすんでほっと胸をなでおろした。 今年は蜂が大活躍なんだって。みんな気をつけてね。 夏になるとなぜ雷様は張り切るのだろう。おまけに人間たちはパチパチドンドン花火までやる。 ボクは静かに(?)暮らしているのでうるさいのは嫌いだ。このごろ夜の散歩にいくことは気が進まない。行きたいんだけど・・・怖いんだ。 いつものように防犯パトロールのスカーフと安全ライトをつけて出かけたある夜のこと、我が家から百数十メートルのところにあるケビン君の家の前まで来たとき突然に隣町の花火大会が始まった。 ボクは「帰ります」といったのに、マは「駄目です」といって無理やり連れて行こうとリードを引っ張ったので、スルリとボクの胴輪が抜けた。 ボクは自由になった。そのとたんにシッポをぴたりとお尻につけて、途中にいる怖い犬にも相手にせず我が家まで一目散に全速力で走った。 びっくりしたマ、ケビン君それにケビン君のママが後からボクの名前を呼びながら追いかけてきたが、ボクの速さにはかないっこない。 家の門が閉まっていたのでここでマに捕まえられたが、車が来たらどうするのといってとても叱られた。マは車にひかれやしないかとヒヤヒヤしたんだ。 でも、花火と雷はマよりも怖い!! 花火、雷、蜂、マ・・ <戻る>寄らば大樹の陰 今年は色々騒がしい。 ボクはいつもはひとりで寝られる。もう大きいから平気なんだ。ところが今年は夜になるとなんだか騒がしい。 12時近くになるというのに窓のシャッターがガタガタ大きな音を立てる台風の夜は怖くてついマの布団にもぐりこむ。 この間なんて気持ちよくネンネしていたら、ドカン ズンズンと大きな音と一緒に地響きがした。思わずワンと啼いてマの傍に駆け寄った。 その後も何回も続けてドンドン ズンズン怖かった。 なのにマはぜんぜん平気な顔をしてテレビを見ている。おかしいなと思っていたら雷だったんだって! いつもの夕立と違ってすごかったんだよ!! その上近ごろボクの地方は地震が続いた。 いままでもどんな小さな地震も揺れるたび、デリケートなボクはワンと一声叫んでいたがこうたびたびあるとさすがに恐ろしい。 グラッと来たらどんなに眠くてもマの傍に行く。マも怖いらしく僕を抱いてくれるが今度の地震はとても長く揺れたので、不本意ながらブルブルしてしまった。 下で寝ているときには、慌ててパとマの部屋まで走って登っていく。マは2階にもロープを用意してボクをつなぐ。 万一の時二次災害を防ぐのだそうだ。 いったい二次災害とは・・・・??グラグラしたらマに。落ち着くとパにピッタンコで眠る。 翌朝マは機嫌が悪い。怖い時だけ寄って行くからだ。寄らば大樹の陰というもんね。 非常食にボクのフードとおやつも忘れないで入れて置いてください。!! ボクは相変わらず毎晩の散歩をケビン君と欠かさない。 ところが花火の事件からボクは気がすすまない。おまけにケビン君は運動嫌いで出かけたくない。 ぼくは強制的に連れて行かれるけれど、ケビン君は少し歩くと座り込む。50ンキロのケビン君は押しても引っ張っても動かない。 夜の暗がりでピカピカ安全ランプを点けて座り込んでいると通りかける人も笑って行くんだ。 そこで困ったケビン君のママとボクのマはなんとロープを取替えっこして歩くことにした。僕のロープをケビン君のママが、ケビン君のロープをマが。 仕方が無いからボクは歩くけれどケビン君はそれでもストライキをする。 ボクを連れたおばちゃんは走って隠れる。慌てたケビン君はマを連れて後ろから走り出す。 こうやって毎晩かくれんぼしながら散歩しているんだ。 <戻る>ハンスト 大好きなア1が学校が終わりイギリスから帰ってきた。今までときどき戻ってきたことがあったがやっと卒業みたいだ。 これで楽しい日が毎日続くと喜んだ・・・・が 思えばパとマはイギリスにいるア1に会いに行くために、今年の初めからボクにお留守番の練習をさせていた。 まず、雪を見たいなんて言って獣医さんのところでお泊りをさせた。 ボクとしては狭いゲージの中は真っ平ゴメンだ。自分の家が一番だ!なのにそこで2泊3日。 ボクは頭にきちゃってご飯も食べず、運動場に出してもらってもオシッコもせず。 きれいなおねーさんたちにもなつかず、徹底的に抵抗した。 それでも夏になると、ボクの気持ちを無視してパとマは出かけてしまった。 はじめの3日間は預けられたが、前と同様にハンストを決行した。残りの一週間はアアとア2が家に来てくれた。 迎えに来てくれた時は本当に嬉しかった。もうオシッコを我慢するのも限界だった。 神様仏様アア様ア2様というところだ。もう留守番は嫌だ。絶対絶対嫌だ。我が家が一番!! それから2ヶ月後。 ある朝早くパは会社へ、マまで早くからボクにお留守番を言いつけて出かけていった。 いったい何が起きたの?と思っているとア1がマと大きな荷物と一緒に帰ってきた。 玄関に入ってきたア1を見るなりボクはガウガウアウアウ ガウガウアウアウと顔をア1につけて話をした。 ボクを置いて何で今まで帰ってこなかったの?寂しかったんだよ! あんまりボクが長く話しているのでマは怒っているのではないかと心配していた。 大きなスーツケースの中からボクだけに、ハロウィンのかぼちゃのお人形をお土産にくれた。 さすがー、ア1、と喜んでいたらこれがなかなか手ごわい。ボクの思うままにしてくれない。 お互いに譲り合わないのでよく喧嘩になるんだ。負けるものかとガガーすると、皆に叱られる。 さて、どちらが勝つか お た の し み!! ボクのホームページはア1がボクの様子を外国でも分かるようにとパが始めた。 そこでもう必要がなくなったのでオシマイにしようかとパとマが考えている。 もっともマに言わせるとボクが成長して変化がなくなったので面白くないのだそうだ。 これってもっといたずらに励みなさいということ??? ボクは良いドミンゴではいけないのかな? <戻る>冬の始まり ボクは元気だ。しかしほんとうはカイカイという病気がある。 これはなかなか治らなくて困っている。あまり掻きすぎるるとさすがに毛が抜ける。格好悪いしとにかく痒いのはたまらない。 そこで薬のお世話になっている。マはフードの中に錠剤をまぜる。時々だまされて一緒に食べてしまうけれど気がつけばペッと口から薬だけ吐き出す。 おいしくないし、なんだかイヤなんだ。 そこでマと喧嘩になる。が、たいていはボクのすきな物に混ぜて食べさせられてしまう。 ところがこの間パは自分の薬を一粒床に落っことしてしまった。 その瞬間、ボクは薬めがけて突進し、パと取り合いになった。 この時はパがスリッパで薬を踏んづけてパの勝ち。 ところが、これが失敗の始まり。 近ごろパやマはボクの薬をわざと床に落っことす。 すかさず、ボクはそれを拾いに行き、口に入れてしまう。 「ダメダメ、いけない」なんて言ってあわてたまねをするが、ボクが飲むのを笑って見ている。 薬嫌いのボクに薬を飲ませる新しいやり方。 これってインチキじゃない?ボクはだまされているんだよねー そろそろ寒くなってボクの家でも朝晩暖房が入る。ヒーターから暖かい(熱い)風が出てくる場所は実に気持ちがいい。 ボクは早く起きて最高の場所をゲットする。 なのになぜかパが後から来て「そこにいると、脳みそが煮えるぞ。どけどけ」と意地悪をする。ボクのほうが先だと頑張るがドンドン押し込められてしまう。 早い者勝ちでしょ?これって罪じゃない?訴えてやる! でも熱い所でネンネすると乾燥してカイカイがひどくなるんだって。 本当かな?皆も気をつけてね! <戻る>撮影奮闘記 皆さんあけましておめでとうございます。今年もよろしくね! 12月の終わり マは夜中まで起きて何か忙しくしていた。手伝おうか?と尋ねたら邪魔しないで早くネンネしなさいと叱られた。 感じ悪〜いと思っていたら、こんどはミシンをかけ出した。これではうるさくてとても寝ることができない。その上時々ボクを触るんだ。 うとうとしているとやがて朝になった。気が付くとハンガーにお正月用の晴れ着がかかっていた。 いや〜な予感がしたが、やはりお昼になるとパがカメラを取り出し、新年用写真の撮影会が始まった。 新しい服は、フリルが付いたタキシードだ。 そのうちにボクは、高くて狭い脚立の上に乗せられた。ボクが高所恐怖症であることを利用して、ボクが身動きできないようにしておいて、マが着付けを始めた。 「堪忍してよ」と、お願いしたが怖い顔してネクタイをつけるし、おまけにシルクハットまでかぶせられた。 何をやられても、全く動く事が出来ない。その上「上を向いて」、「下を向いて」、「ジーッとして」、注文が多くてボクは困った。 やっと終わってごほうびを貰っていたら、マがやり直しなんて言うんだ。本当に頭にきちゃって、ボクの顔はぷんぷん。 でも、おしゃれするとハンサムでしょ?ヨン様よりかっこいいと、マは言ってくれたけどどう??? シルクハットを粉砕して遊ぼうと思っていたら、上手に出来たからボクにはくれないんだって。 つまんない! そのかわり、たくさんお年玉をちょうだい。 <戻る>ボクの平凡な毎日 去年の秋ア1が帰ってきて楽しい毎日が続いていたが、途中からなんだか家中がたがたしてきた。 ア1はあまり遊んでくれなくなって、お部屋の中でごそごそしている。 おまけにマまでうろうろしだしたある日、お客さんがやってきた。 かまってもらえないのでボクは少し意地悪をしてやろうと思ったが、会うなりボクにお土産をくれた。 リボンまで付いてしっかり遊べるおもちゃだ。いちどに大好きになった。 なかなか気が利くジャン!ボクはもう夢中だ。・・・そしてア1は東京に行ってしまった。 そして再びボクは前のようにパとマのお世話をする静かな毎日に戻った。 平均寿命が一度に高くなったのでボクはひとりで頑張らなくてはいけない。 パが退屈しないょうに、時々喧嘩の相手をしてあげる。 マがおでぶさんにならないように、毎日1時間ぐらいはお散歩に誘ってあげる。 ゆっくり休む暇も無い。ボクは大変なんだ!! たまにボクがネンネしていると、パがいたずらをする。そんな時は”ひずめ”で手入れした自慢の牙でガガーをする。 パは怒るけど、悪いのはボクではないよ! パがネンネするときは一緒に寝てあげる。 そんな時は、天使みたいとマが言ってくれるぐらい、いい顔をしているんだ。 お世話に疲れたときは、ボクの自宅に入って静かにネンネする。変化の無い生活だけど、これが平和なんだってサ。 東京のお兄ちゃん、名古屋のお兄ちゃん、いつでも遊んであげるよ!またきてね。 <戻る>ドミスティックバイオレンス いわゆるドメスティックバイオレンス(家庭内暴力)ではない。ボクの名前をもじって名づけた。 ドミスティックバイオレンス(ドミ的強暴性) 時には噛んだりする。しかし本気ではない。遊んでいてつい歯があたってしまうだけ。 ボクの歯は毎日牛のひずめで手入れしている。サッカーボールも何十個(本当の話)も破いた。 靴下やXXXなんかも、コマめに破いている。 そんなこんなでいつもボクの牙はベストの状態に保たれている。だからパやマの手や足にぶつかると、少し切れたりあざを作ってしまう事がある。 こんなだから我が家では、ドミスティックバイオレンスなんていうヘンテコな言葉が出来てしまった。 マはあざだらけでスカートがはけない、と言っているけど、ボクのせいでは断じてない。 この前、パがソファーでネンネしていて、急に起き上がった。ボクはボクで元気よく走り回っていた。危ない!と思ったとたん、パのおでこにボクは激突してしまった。 たいした事は無い、と思ったのに、パは、「イテー」と叫んでおでこをおさえた。 見る見る大きなタンコブが出来た。痛い痛いと言うパに、マは大げさなと言って、大笑いしていた。 ボクはぜんぜん ヘ イ キ!! わざとじゃないよ ごめん。 何でも手当たり次第に口にくわえて離さないのは、生まれたときからの獣性。 いまさら止めろといわれても止められない。 くわえた物をとりあげられようとすると、牙をむき出し「ウ〜」とうなり声をだして噛み付く。 これだけはボクの理性ではどうすることも出来ない。牙が自分で動いてしまうのだ。 だからお願い。危ないから、取り上げないで。 <戻る>我が種族 待ちに待ったウエルシュの集まりがあった。 マがおしゃれしなくてはと、新しい洋服を作ってくれたのに、朝から小雨が降るし、昨日は雪まで舞って寒い日になってしまった。 そのうえ、風邪もはやるし、愛・地球博とぶつかって皆忙しいのか、残念ながらクリオ兄ちゃんと、小さいシンタ君と3頭だけだった。 付き添いの家族は沢山だけどね。 クリオ君は、さすがに貫禄で落ち着いている。大人だね。 シンタ君は未だ小さくて、ボクんちのパもマもア2まで、ドミとかえっこしたい、可愛い可愛いという始末。 ボクだって小さい時は可愛かったんだよ! しかし、マはボクが友好的ではないので、皆を傷つけてはいけないと昨日買ってきた新しい口輪をボクにはめてしまった。 これでボクはふてくされて一人で地面に横たわっていた。 しかしア2はいつまでもそれではかわいそうとボール遊びをしてくれた。 クリオ君やシンタ君と全く離れた場所で。 ここの公園は、3年前の夏ミッキーパパやミニーママ、デビット君が、東京から来てくれて会った場所だ。 大きな木の下で皆で遊んだね。パパがかっこよくて、ママもやさしかった。もう一度みなで会いたいね。 ボクは懐かしかったんだよ。 こんなことを思っていたら、不思議なことを考えついた。 それは、ボク達ウエルシュテリアはなんでこんなに似ているのだろう。 顔や姿ばかりではなく性格もそっくり。 血のつながっている兄弟ならともかく、全く親戚関係のないシンタ君もそっくり。 驚くばかり。 とにかくハンサムで(?)、気高く(??)、孤高(???)なのだ。 そしてゴーイングマイウエイ。 皆から理解されず、「天上天下唯我独尊」で孤独でも平気だ。特にボクはだ。 だけど、家族からはみんなとてもかわいがられている。皆、感謝しよう。 <戻る>お花見 休日なのにパとマは、朝早くから起き出した。いい天気だねー。 急いでご飯を食べて、ボクはドミンゴカーに乗せられ、花見に出かけた。 桜の花が1日で満開だから、この休みに写真を撮らなくっちゃと、パもマも大慌てで出かけたんだ。 着いた所は名城公園。ここは、名古屋城を中心に、庭園やグランドがある、名古屋市のど真ん中だ。 ところがあまり朝早いので、駐車場は未だ閉められていた。道端にドミンゴカーを置いて、堀を渡って城内に入ると、結構たくさんの人たちが花見に来ている。 愛・地球博があるから、近くのホテルに泊まっている外国の人たちも散歩に来ていた。 桜を見上げながら、お城を見ると。なんか ヘン お城にあるはずの、金のしゃちほこがナイ! ナントカの無いコーヒーなんて!と言っていたけど、金のしゃちほこの無い名古屋城なんて!! マにいわせると、あるはずの物が無いのは、かえって見ものなんだって。 よくわかんない?そこで記念写真の撮影。これは貴重だね。もう二度と撮れないかも。 ちなみに、しゃちほこさんは、名古屋城博に、出張中でした。 堀を一回りして、小さなしゃちほこさんを見つけたんだ。ボクは屋根に乗って。ツーショットで記念撮影。 朝早かったので、いい写真もたくさん撮れたんだよ。 でも、こんなには早くても花見の場所取りがしてある。信じられなーい。 桜はいっぱい。チューリップやパンジーも花盛り。 ボクは春が大好きだ!でも、だんごの方がもーーーっと大好き!! <戻る>お別れ ボクのたった一人の友達だったケビン君が突然に亡くなった。 あんな元気だったのに。 ゴールデンウイークの前、急に具合いが悪くなり、入院したり家に戻ったり。何度もしたけどダメだった。 体も大きいけど、気持ちはもっともっと大きくて、優しくて有名だった。 ボクがお別れに行くと、座敷の仏壇の前で、大きな大きな箱の中で静かに眠っていた。 周りを全部花で囲まれて、クッキーやジャーキー、ボクのア2がバレンタインデーにプレゼントした犬のぬいぐるみも抱き、 そのうえから、ワンワンパトロールのスカーフをかけていた。 なんだか暴れちゃいけないような気がしたから、ボクは静かにマに抱っこされていた。 おばちゃんもマもア1も皆泣いていた。 それがボクがケビン君を見た最後だった。 次の日からも、いままでどうり、散歩のはじめに必ず家に呼びに行く。 今まではワンとないて呼んでいたが、今はないては駄目と言われる。 仕方がないから黙って、それでも毎日必ず呼びに行く。いつかきっと出てきてくれるから・・・・ ケビン君と会えなくなって一週間たった朝、いつもの通り家の前に行くと、玄関のドアのいつもの場所に黒くなったケビン君がいた。 ??どうして黒いの??ボクもマも不思議に思った。 ところがマはボクを引っ張ってお家に帰ろうとした。イヤだよ。遊ぶんだ!と抗議したがドンドン引っ張られて帰ってきてしまった。 後で聞くと黒ラブちゃんが迷子になって保護されていたんだって。 でも本当は寂しい寂しいと言っている家の人に、ケビン君が黒くなって会いに来たんだとボクは思う。 今年もまた梅の実が道路に落ちるころになった。 今まではケビン参上のしるしとして、毎日ボクの家の門の前に梅の実が置いてあったのに。 いつでもいいから、また持ってきてね。ボクもマも、一緒に散歩したいんだ。 待っているよ・・・・・大好きですケビン君 <戻る>探し物 ボクの得意芸のひとつに「探し物」がある。 パのポケットのなかのハンカチ。 これは前に言ったよね。パは何度でもこりずに取らさせてくれる。 公園の生垣の中に首をつっこんでテニスボールや野球のボールをくわえだす。 人が見ても見えないところなので、パやマがびっくりもし、あきれたりもする。 もう、10個ぐらいみつけだしたか。 時々堤防のしげみ入り込むと恐ろしいもの?を拾ってくるのではないかとマに叱られる。 蛇か手首かそれとも札束か? 小さな虫も探し回る。家にはゴキブリはすみついていないがそれでも、どこからか一匹紛れ込んでくると、一生懸命探し回る。 部屋のすみをあっちへいったり、こっちへきたりしてせわしく探し回る。 最後にマがスリッパで一発でしとめるまで、協力するんだ。 見つかればいいが、みつからなければかなり長い時間探しているので、虫を見ていない皆はボクがおかしくなったのではないかと心配しだす。 また、庭の小鳥やちょうちょ、虫などを飛び跳ねて追いかける、とかげとの鬼ごっこも大好き。 そして時々部屋に入ってきた蚊なんかをパクリと刺身で食する。これは内緒。 熊のぬいぐるみ、洗って物干し竿に乾してあるものを見つけてワンワン。 中までしっかり乾く前にとってもらう。ことわりもなく洗わないでよ。 サッカーボール、押入れの中にかくしてあるものでも、外の物置にしまってあるものでも見つけ出す。 ボクは鼻がいいんだよ!そしてとってくれと騒ぐので、マはたまりかねて脱臭剤をかけて分らなくした。 ひどいことするね!全く!! <戻る>日々これ鍛錬 ボクは5歳になった。男盛りである。でもマは、おっさんになったなんて失礼な事をのたまう。 あんまりだ!そこでボクは体を鍛える事にした。 ある日パがダンベルを買って来た。軽いので良いんだ、といって1キロのを2本。 ボクの前に置いたので、くれたのかと思って直ぐに咥えて二階に走って行った。 落とすとゴトンと音がして、下からマが床に傷が付くと怒っている。仕方が無いのでまた咥えて一階に持って来てゴトン。またまた叱られた。 完全にボクのものにしてしまったので、パは2キロのダンベルを買って来た。 ドミには持てないだろうなんて言って。でもちゃんと持てるもんね!またまた咥えて逃げるけど、今度は少し重い。でもまだいけるぞ!! 下に置く時は、前よりもっと大きな音がしてマはかんかんになった。ドミに渡さないで!パにまで怒り出した。 男の気持ちは女にはわからないんだ。ボクはかっこよくなりたいんだよ。 でもとうとう怒ったマによって、2キロは隠された。 パは今度は3キロを買うんだってさ!パも懲りないねー。 2〜3日してパは3キロのダンベルを買って来た。今度は持てるはずが無い。 自信を持ってボクに見せてくれたので、ありがとう、と、ひとこと言ってパックンと咥えた。 力持ちのボクは3キロでも運べる。 驚いたマは、これは武器になる。寝ているとき上から落とされたら怪我をするから危険だと言って、取り上げようとしたがボクはスイスイ咥えて逃げ出した。 しばらく遊んでソファーから落っことしたら、ドスンと鈍い音がした。 音にも驚いたがマの怖い顔にはもっと驚いた。もちろん直ぐに取り上げられたけれど・・・・ ボクは体重9.6Kgだから大人の人なら20Kg位のウエイトを口でくわえるのと同じ。どうだすごいだろう! ダンベルで鍛えた筋肉は口の周りだけだ。ますますサッカーがうまくなりそうだよね。 秋に向けて毎日きたえようゼ! ところで、こんなに体に気をつけていても、事故は起きる。 ある晩、散歩にマを誘って出かけたボクは、家の前の道路でひどい目にあった。 トコトコ歩いていたボクの右の前足に衝撃が走った。一瞬何が起こったのか、ボクには判らずただ座り込んだ。 足が痛い。口でカミカミしているが、なかなか直らない。 マは立てと言うけれど、ボクは立ち上がる事が出来ず、そのままだっこされて帰ってきた。 肉球の間が痛くて誰にも見せられない。 パとマは悪い虫に刺されたのではないかと心配して、二人がかりで押さえ込んで薬をつけた。 あまりの痛さに抗議したが3本足では動く事も難しくてただがまんするだけだった。 翌日ナントカ直って歩けるようになったけどあれは何だったの?? <戻る>夏過ぎて やっと8月も過ぎた。やれやれ、この暑さには本当にまいった。 なんといっても玄関を出るだけでボクの足はやけどする。散歩大好きのボクだったけど、これにはほとほと困った。 本物のホットドックだなんて、マは笑うけど冗談じゃない。ホットプレートの上を歩いているみたいなんだ。だから散歩嫌いになってしまった。 その上涼しくなった夜は夜で、ドカン パチパチいろんな所で花火の音が聞こえる。 あれ嫌いなんだよ!ボクは耳が立ってしまうし、シッポはお尻にピッタンコになる。 目はきょろきょろマを探す。いやだいやだ花火は大嫌いだよ。 ボクの町では8月の最初の日曜日、花火大会がある。 ボクの散歩コースでもある田んぼの真ん中で1時間ぐらい大きな打ち上げ花火をたくさん上げる。 ヒュー ドン ズズン が何度も何度も繰り返される。雷と地震が何度もあるみたいだ。 問題はそんなとき、ボクはひとりぼっちでお留守番になると言う事だ。2〜3年前は連れて行かれてたが怖くて帰ってきた。 去年はひとりで留守番だった。怖くて怖くてブルブルしていると、せっかく食べた夕ご飯を全部もどしてしまう。そして隠れようと思うので、あちこち汚す。 帰ってきたマは、キャーと叫んで掃除をしだすが、それどころではない! こちとら、1時間も我慢して居たんだ。弱虫ー!なんて叱らないで。 2年続けて汚したので、ボクが食べたものをもどすほど怖がっていたのだということをやっと気が付いてくれたみたい。 花火が見たい?それとも掃除がしたい? でもお願いだからひとりにしないで。 それでも公園に行けば、暑さも忘れる。スポーツの秋が来た。サッカーのシーズンだ。ボクの季節だ!毎日楽しめるぞ!! お知らせ 亡くなったケビン君の家に、新しい友達が来た。 やっと散歩デビューだ。まだ小さいけどボクより大きい。バーニーズマウンテンドックのアベル君だ。 一緒に散歩していい写真を撮ったらみんなに紹介します。ご期待ください! 大きいぞ!! <戻る>散歩の季節 気持ちいい季節になってきた。 ボク達の季節だ。 このごろ散歩も、少しずつ調子が出てきて、たくさん歩けるようになった。 朝も親友だった亡きケビン君の後に来た新しい友達のアベル君が呼びに来てくれるので少し出かけるようになった。 彼はまだ赤ちゃんなのでボクに突進してくる。しかしボクは大人なので我慢して飛びのく。 勘弁してよ!と思うのだが、昔ボクがケビン君に同じ事をしていたそうだ。だから弟分のアベル君にはけっしてガガーはしない。 我慢我慢。ストレスが溜まって少しはげた?(本当はカイカイでかきむしったんだ) ボクが怒らないとは・・・とみんな不思議がるが、相手を良く見て考えているんだよ。 おとなって!苦労するね。 夕方には、お供にパとマを引き連れて毎日のように公園に出かける。 人が多い土曜と日曜は堤防に出かけるんだ。僕の家から10分ぐらい歩くと境川が流れている。 何の境かというと、むかしむかしの尾張の国と三河の国の境にあるから境川と言うんだ。 そんなわけで、ココを歩くと徳川家康になった気分も少しする。 きっと大昔は、お侍さんが歩いたかもしれない。 草が茂っていたが、近ごろ短く刈ってあるので歩きやすい。堤防には、秋のススキや萩、カワラナデシコ、ワレモコウなども咲いているので、マなんぞは大喜びだ。 しかしボクはリードを長くしてもらって走り回れるから好きだ。 河川敷では模型のヘリコプターも高くとび、サギや、やまどりなんかもときどき見かける。遠くまで見渡せてとても気持ちいい。 そんなある日ボクはユンボを見かけた。嬉しくなって乗せてもらった。 フェアレディーZ君に乗りたかったがボクにはこれがお似合いだよ、と言われた。 なかなか乗れないものだから・・・・まあイイカ 毎日走り回っても涼しくなったのでネンネするのも気持ちがいい。ついついぐっすり寝込んでしまう。 少し散歩時間を増やしてもらえるようにパにお願いすることにしよう。 <戻る>春は桜 秋はコスモス 毎朝気持ちよくて起きられない。秋眠暁を覚えず・・・だ。アレ?? ある朝のこと、マは早くからゴソゴソやっている。パもカメラを用意している。きっとどこかに行くんだ。お留守番はいやだ。絶対ついていくぞ。 そこでボクは玄関のマットの上で待機した。ココなら居間に閉じ込められて、置いてきぼりにされない。 すると、ボクを捕まえてマは洋服を着せた。なーんだ最初から連れて行ってもらえるんだ。それならもう少し寝ていればよかった。 ドミンゴカーに乗せられて、30分ぐらい。朝早かったからボクはうとうとしていたら、ドアが開いて下ろされた。 ここはどこ?目の前には一面に広がったコスモス畑。 安城市にあるデンパーク。たくさんの樹木や草花が一年中咲いている。 パもマもお気に入りの公園だ。初めて来たときボクは入れますか?と聞いてくれたけどだめだったんだって。 花壇を荒らさないし、行儀悪くしないのにね。でも、コスモス畑は公園の外だから大丈夫。それに今日は休園日だ。 雲ひとつない青空に赤やピンク、真っ白のコスモス。風に吹かれてほんとにきれい。 農道を全力で走り回ったり、草むらのバッタさんを驚かせたり・・・やっぱり外は気持ちがいいね! いつもと違う散歩は、いろいろ珍しくて面白い。ビニールハウスを覗いたら、イチゴがなっていた。アレ ホシイナ と見ていたらおじさんに睨まれた。 草むらと思って歩いたら小さな川に落ちそうだった。 マを引っ張ってどんどん走ると、どこまで行っても畑や田んぼが続く。 振り向くとコスモス畑はズーっとうしろ。遠くに来ちゃった。大変だ。おまけに息切れしているマに叱られた。 やっと戻ってコスモスをバックに写真も撮ってもらった。どっちがきれい?もちろん・・・・でしょ。 公園は休みでも、みんな弁当を持って芝生で食べてたよ。ボクの弁当は・・・・? これから気候がいいから、いろいろ散歩に行くんだって。楽しみだね。今度はどこへ行くの?でもおやつを忘れずにお願いね!! <戻る>もみじ狩り 紅葉 紅葉 早くいかなくては! パやマは木の葉が落ちる前にと、大慌てで出かけた。 桜を撮りに4月に名古屋城に行った。また同じ場所で撮影をするんだ。春はピンクに見えた桜は、今は赤く紅葉している。 落ち葉を掃除しているおじさんの隣を、マを引っ張って走り抜けると落ち葉はパーと舞い上がる。おじさんごめんなさい。 石垣は緑につたが這い、赤い桜と松の緑。気持ちよく走れて最高の気分。 翌日は家の近くにある大高緑地公園。サッカーをしてからいつものように散歩だ。 ケヤキの道を越えるとアメリカフーの並木がつずく。赤や黄色オレンジやピンクいろんな色で化粧をして息を呑むほどの美しさ。 マは落ち葉をたくさん拾ってまたリースを作るんだって。楽しみだね。 最後に控えるのは何度も行ってる香嵐渓。え?いやな気持ちがする。もしかして・・・ 道路は渋滞。おまけに広い駐車場も全部満車。ずいぶん離れた山の裏手に何とか一台だけ止めることが出来た。ラッキー! パはカメラを、マはボクのお水やおやつを持って。ボクはダンプのマを引っ張って出発だ。 いきなり山登りだ。坂は急だけどボクは元気いっぱい。ダンプを引かなければラクチンなんだけどね。 いろんな木が赤や黄色になって上を見るのも、がけ下を見るのも楽しみだ。裏道なので人に会うこともない。 貸切の眺めは気分がいい。山の上には団体の人たちがたくさん来ていた。 ココまで来る人は少ないのに、と思っていたら、山門をくぐるころからラッシュになった。 日曜日のデパートみたい。おまけに、ボクの嫌いなつり橋にも人がいっぱい。 「20人しか渡れません」と書いてあるのにどう見ても5〜60人。大丈夫なんだろうか。 嫌だと言うのにマに引っ張られてまた渡ることになった。ゆらゆらたくさんの人でゆれて気持ちが悪いよー。 座り込んだまま動けなくなったのでマに救助された。 ボク見て笑って通っていった人。今度会ったらガガーしてやるぞ!プン!! もみじより人のほうが多いんじゃない? 桜のときと比べて、人出は平均年齢が高い。ボクはまだ若い。 ア2はボクのことを近頃年寄りくさくなったなんて失敬なことを言う。こんな所ばかりに行くからうつっちゃったんだよ。 ここにはもう行きたくない。絶対嫌だ!! <戻る>大雪の日 あけましておめでとうございます。 今年はボクらの年ますます元気で楽しく暮らしましょう。 今年のボクはお殿様になってみました。となりにお姫様が・・・・だといいんだけどね。 似合う?高尚になったみたい。 この冬はボクの地方にも雪が積もった。なんと12月なのに2度も。 一度目はパやマが出かけていて家にいなかったときだったけど、2度目はパやマに朝から雪の中を近所の公園に連れて行ってもらった。 雪の積もった中を走ると嬉しいけれど、ボールは埋もれるし掘ると中の土が出てきて大変だ。 咥えれば土が口に入るし、第一冷たくてたまらない。 家にいるときは暖房の前に陣取って、いつもほかほかになっている。 庭に出て一口雪を食べてみた。上から南天の木に積もった雪がおちてきた。ドサッときたので、ボクがゆきだるまになるのではないかと、ビックリしちゃった。 雪は好きだけれど冷たいのは・・・弱いんだ。 家の前ではマが雪だるまを作ってくれた。ボクもセーターと帽子で暖かくして記念撮影をしてもらった。 雪が積もるのは珍しい。名古屋市ではもっと積もっているんだって。 雪国の友達はどうしているんだろう。毎日雪合戦しているのかな? <戻る>初詣 毎日寒い日が続きます。 お家で寝てばかりではいけないと、パとマと一緒にニュースで見た伊奴(いぬ)神社に行った。 今年は戌年。テレビでも新聞でも盛んにこの神社の初詣のシーンや記事が出てきた。 地元でもあるし、ここはぜひお参りせねばと暖かくしてでかけた。 「今年もみんな元気でありますように。ボクがあまり叱られませんように。友達がもうひとり(一匹)ぐらい出来ますように。カイカイが早く良く治りますように」と欲張ってお参りしたあと、テレビで見た大きな絵馬のところに行った。 ボクとは少し顔の違った犬が描かれてあった。 ポーズを決めて記念に撮ってもらったんだけど、ボクの顔では感じが出ないなんて失礼なことを言われた。 ウエルシュテリアでもいいと思うんだけどねー どう? ところで、ここはみんなで集まった庄内緑地公園の近くだ。 帰りに寄って遊べると喜んでいたら、寒い寒いと言ってすぐに帰ってきちゃった。年寄りは嫌だね!! クリオにいちゃーん。ボク近くに来ましたよー。一声吠えて帰って来たけど、聞こえたかな・・・ そういえばボクは遠吠えが出来る。 新年を迎えたまさにそのとき、一声吠えた。外がにぎやかだったから吠えたんだ。 パとマが旅行に出かけた時には夜中に寂しくなって何度も吠えた。 このため留守番に来ていたア2を困らせてしまった。 しかし、どうしても吠えたくなってしまったんだ。 ほとんどはしないけれど、特別のときだけは気合を込めて遠吠えするんだ。 思えば生まれてから3ヶ月目でミッキーパパとミニーママと別れた時、国分寺の駅のみどりの窓口で遠吠えしたのが始まりだ。 小さいときから上手に吠えることが出来るなんて。今年は歌手デビューでもしようかな? <戻る>春のおとずれ ちかごろだんだん暖かくなって太陽の光もまぶしくなってきた。 ボクんちのしだれ梅はマのご自慢だ。今年も沢山花がついた。 ピンクの花は二階の窓の高さから傘をさしたように下に向かって降り注ぐ。満開になるとあたりが一面のピンクになっていい香りがするんだ。 あちこちに花が咲き出して春はきれいなんだよね。 近頃パとマと一緒に堤防に散歩に行くのが楽しい。なんと言っても堤防はだんだん緑になってきたし、畑の麦も色濃くきれいになってきた。 ボクといえばカイカイもだんだんよくなり、掻きむしったお尻にもきれいな毛が生えそろってきた。 芝生のようだねとマは言うけど、怒っていいのか喜んでいいのか?まあいいか。 暖かい日は掻きむしり防止用の洋服をぬがしてもらう。 久しぶりにスカッとするけど、お尻が貧弱だねーなんてことを言う。 ほんとうに失礼だ! でも走り回れるので気にしないことにしよう。 堤防から少し離れた草の池には、カモも沢山いるしシラサギやアオサギもいる。 去年の秋来た時は、何十のサギたちが集まっていた。今は少ししかいないけど、暖かくなってきたのでどこかに出かけたんだろうか? 堤防の橋の下には屋外居住の犬がなんと7、8匹も繋がれている。ボクを見つけると順番にワンワンとほえる。 ずいぶん前だが彼らが一列につながれて並んで散歩に行くのを見たことがある。 あまりの見事さにボクはびっくりした。通る人も皆驚いていた。友達になればワンワンされないだろうか・・・・ボクも仲間になろうかな。 ところで、ボクは散歩に出かけるとき嬉しくってワンワンとはしゃぐ。 近所迷惑だと「くちわ」をはめられるが、堤防に着くとまた嬉しくてパに早く〜と飛びついてしまう。 この前パのコートのポケットを破いてしまった。 また、散歩の途中で他の犬にほえられると、むしょうに腹がたってきて、パに飛びかかる。さかうらみだけどね。 しかしこのボクのわるさにたいしてなんとパは大変なことを考え出した。 ボクが飛びかかろうとすると「これを見よ!」 と、黒い「くちわ」をポケットから取り出し、はめるぞとおどす。 ボクは驚いてワンワンをやめる。 こりゃ水戸黄門の印籠と同じだね。 <戻る>常滑散策 ボクはいつでも元気で動きまわっている。 ところが人間様は、とくにパとマは寒いとなかなか出かけない。いよいよ少し暖かくなって動き出した。 今日は温かだねと言って、朝から出かける準備をしている。もちろんボクが主役だ。どこに行くんだろう??? 中部空港に行く高速道路にのって途中常滑と言うところで下りた。 ここは古くからの焼き物の町だ。以前から一度行きたいとパが言っていたっけ。 駐車場で降りるとすぐに案内所に入った。なんと驚くことに大きな狸がいる。隣に大きな猫までいる。 ああびっくりした。ところで犬はいないのだろうか? いよいよ矢印にそって遊歩道を歩いた。狭くて車が通れない坂道だ。 しかもなんと道はコンクリートではなく焼き物が敷き詰められていたり、家の壁や崖には瓶がうめらるている。 なかなかおしゃれな町だ。昔の景色が見えるし、焼き物のお店や工場があって面白い。レンガの煙突は面白い景色に見える。 マを引っ張って坂を上ると焼き物工場の煙突がたくさん見える。大きな製陶会社や、小さい会社の工場がいっぱいの町だ。 マは、買い物したくていろんなお店を覗く。ボクも一緒に、なにかないかな? 新しいお茶碗でも・・・と思っていたボクは、残念!買ったのは植木鉢でした。 ボクがいると思うように買い物が出来ないんだってさ。今度はドミなしで行くんだって。ひどいよね。 せっかくだからと帰りに梅の名所佐布里池(そうりいけ)に寄った。降りたとたんに犬がいっぱい。 みんなお花見についてきたんだね。山の斜面のあちこちにたくさんの梅の花。赤い花やしだれ梅も。 広くて広くてマはエンスト寸前。ボクが世話をしなくては歩けなかったんだよ。 ボクひとりなら山を駆け回れたのにね。ここには今度ぼくひとりで来よう。 運動するとおなかがすいたね。なにかちょうだい。 <戻る>エリザベスカラー 気持のよい季節になった。 しかし、ボクは毎日耐え忍ぶ日々が始まった。 ボクのカイカイは一時かなりよくなった。 このままよくなると思ってホッとしていたのに、近頃また体中がむずむず痒い。 アレルギーはあるけれど、ほかにも原因があるのでは・・・とお医者さんとマは話し合った。 原因は甘え・・かまって欲しい病では・・・と。 そこでカイカイを我慢できるようにとおかしなものを着けられた。 ボクを見てマは大笑い。看護婦さんはかわいいと誉めてあげなくては、と言うのにマは何時までも笑い続けるんだ。失敬な!! 家でラッパをつけて歩くのは大変。特に階段を上がるときにはガツンと引っかかり思わず一段落っこちた。 角を曲がるときも引っかかってこけてしまう。ドアの隙間からも入れないし足元が見えないなんて危険だ。 いやでいやでたまらない。 パやマに挨拶をするときには、足にぐいぐい押し付けてイタイイタイと言われてしまう。 そんなこといったって・・・自分がつけたらどう感じるか試してみればいいんだよ。 みかねたパが外してくれた。 そして今度は新製品。お池に落ちても助かる?とお医者さんがへんてこな冗談を言った浮き輪型だ。 これはパタパタしないし痛くない。可愛いとマも言ってくれたし。まあ我慢しょうか。 それにしても何でもボクは似合うなあー。カイカイのひどいときだけする事にしてくれたし。助かったよ。 ちなみに、カイカイはおさまっていない。今度は足で掻いている。 また毛が抜けて背中はモヒカン型になってきそう。でもカッコいいとの声もあるし・・・顔がいいからまあいいか。 ゴールデンウイークも始まって、名古屋のおにいちゃん、東京のおにいちゃんがボクと遊びに来てくれるんだ。嬉しい! 男同士で遊べるぞ。若い者は若いもの同士で。 お年寄りのお世話はちょっと疲れたし・・気分転換に楽しみだ。こんなときはカイカイもお休みにして欲しいな。 ボクはいつでも元気で動きまわっている。 <戻る>雨の日の散歩 ボクは朝パをつれて散歩に出かける。 夕方はマとアベル君の家まで散歩の誘いに出かける。 毎日のささやかな楽しみの散歩は、天気しだいだ。 この前の土曜日はパとマを連れて堤防まで出かけた。草が茂りだしてだんだん通り道の細くなるところが出来た。 ボクの背丈より草が伸びて見晴らしが悪くなる。マが通るのにはいっぱいの狭い道になってきた。 しかし、そこを過ぎると草丈が低い広々した所になる。黄色のオオキンケイギクがたくさん河川敷に咲いてきれいだ。アザミの花や野ばらをマが摘んでいる。 そんな楽しみがこのごろ減ってきた。 今年は5月から雨が多くて、アメアメ フレフレかあさんがー・・なんて歌えない。 ボクは毎日毎日レインコートを着なければならないんだ。 レインコートは着るのに面倒だからボクは嫌いだ。 それでも雨が小降りになると、マは大急ぎでボクにレインコートを着せる。 黄色のレインコートはおしゃれだけれど、足が汚れるからと、マは足とフードのついたレインコートを作った。 マがまだスマートだった若いとき着ていたレインコートだ。 今度はボクがリフォームで着ることになっちゃった。 ところが大変、フードは大きすぎて前が見えやしない。花壇にゴツンと当たったり、道路の溝に落ちそうになったり。 直してもらったけどなんか可笑しな顔になっちゃった。でもフードがあると首が濡れないんだって。 これを来て歩くと会う人に笑われる。完全武装だなんて言われるんだ。 確かに足先と顔だけは濡れるけれど、気持ちよく散歩が出来る。 でもねーもっと若々しいきれいな色にしてよ。ボクはおしゃれな色が似合うんだ! それに暗い色だと夜には危険! ネ、ネ、お願い!! <戻る>ボクの新しい友達 ボクの友達。たったひとり(いっぴき)の大切な友達。 ボクの親友だった亡きケビンくんの弟分のバーニーズマウンテンドッグのアベル君だ。 それにしても初めてあったときから大きかった。 今はあの時よりも、もっともっと大きくなった。30ナンキロなんだって。 でもきっと60キロにはなる、なるに違いないとマは言っている。 アベル君はまだ1歳になったばかり。今はもう誰も信じないけど、こないだまで赤ちゃんだったんだ。 ほとんど普通に歩かない。いつも飛んでいる。大きくても身が軽い。 ふかふかピカピカの真っ黒の毛に、顔をうずめると暖かくて気持ちいい。 でも、アベル君がボクにクンクンすると、鼻が大きくて冷たいし力が強いからボクはよろける。そんな時は一応抗議する。 ボクの家の門の前に待っていてくれると、門扉はおされてあけることができない。 大きくて重くてとっても楽しい子なんだ。ボクに大きな手を乗っけると、ボクはつぶれそうになっちゃう。 だからそんな時もワワンと一声注意するとアベル君ははっとして飛びのく。 小さい体のボクのほうが威張っているとみんな笑う。 でもボクはアベル君にだけにはガガーしない。大切なたった一人の友達だから。 朝早く、梅の実が門の前に置いてあった。昔のケビン君がボクの家の前を散歩で通っていくとき、よく置いていったのでケビン君が来たのかとボクは驚いた。 しかしアベル君だったんだ。同じことしたから、びっくりしちゃったよ。 ボクが夕方の散歩にアベル君の家まで誘いに行って、一声呼ぶと家の中でワワンと応えてくれる。 おばちゃんが留守のときは、玄関ドアに大きな肉球が映ってドアをたたいて応えてくれる。 体当りしてドアを壊すといけない?とマは言って、大急ぎで門から離れる。 そんな時はあとからボクんちまで訪ねて来てくれる。 ひとりで散歩するのはつまらない。いつも一緒に仲良しで歩きたい。 一日一回、必ず会おうね。ボク達親友なんだ。 <戻る>暑中お見舞申し上げます 暑い 暑い アジーー 夏は嫌いだ。今年は雨ばっかりで散歩にも出かけられないしつまんない!と、文句ばっかり言っていたら、とうとう本当の夏が来た。 とたんに外には出ることが出来ないくらいの暑さだ。 冬は散歩で何キロも歩いたが、この暑さでは家の近くで用を足したあとその場でUターンして家に戻る。 パが何とかして遠くまで連れて行こうとしても断固拒否。ケンカになるが付き合ってはいられない。 だから運動不足にもなるし、いらいら虫も出てくる。 しかし、家の中で運動会をするとマに叱られる。そこでパに早朝散歩をお願いした。 ボクのお気に入りの緑公園は、朝早いとグランドも芝生広場も貸切だ。 ラジオ体操をしている人を横目に見てサッカーをする。さすがに朝早いといっても運動すると暑くて息がきれる。 ドクター・ストップならぬマ・ストップがかかるまで走り回るんだ。 それからパを引き連れて水のみ場まで一目散に走る。ゼーゼーいいながらお水を飲んだら少しだけ散歩だ。 大きな池の周りを歩いてハスの花が咲く星名池に行く。ここは今の季節ハスと睡蓮の花で有名なんだ。 こんなに早い時間なのに人が沢山だ。みんなカメラをもっている。 うまくすればカワセミも飛んでくることがあるので、あずまやには何台もカワセミを狙って、三脚がすえつけられている。 そんなときは、ボクはワンワンと吼えないように注意している。もしも逃げたら責任問題だもんね。 でも、カワセミが飛び立つときにシャッターの音がいっせいにする。そんな写真のほうがよいんだってサ。 シャッターチャンスはとても少ないんだって。 問題はたくさんのカメラマンの平均年齢だ。ぼくがどんなにがんばっても・・・・かなり高い。 だってパやマぐらいの人ばかりなんだもの。 みんないい写真を撮ってね。 しかし絶対ハスの花とカワセミより、ハスの花とドミンゴのほうが好いと思うんだけどね。どう思う? 散歩から帰った暑い夏のおやつはスイカが一番。今日はアベル君ちから大きなスイカが届いた。 ボクはこんな大きなものを丸ごと貰ったのははじめてだから、ついうっかりやっちまった。 ・・・丸いものを見ると・・・・つい・・・しまった。 スイカも、メロンもグレープフルーツも、丸いものを見るとみんなサッカーボールに見えてしまう。 後でよく冷えたスイカを頂いた。美味しかった。 おばちゃんありがとう。ごちそうさま。犬だってスイカは美味しいんだよ! <戻る>6年過ぎて そもそもボクがこの家に来たのは、6年前の8月31日だ。この記念すべき日からちょうど6年の歳月が流れた。 6年も経つとそろそろお歳で・・・ナンチャッテおとなしくなると思うでしょう? ところが、どうしてどうして。 ボクはまだまだ若くこの家に来た当時のまんまだ。つまり・・・いたずらも、ボール遊びも、そしてガガーも。 今年の夏はとても暑くて、ボクは大変な思いをした。 月に一度のアレルギーの注射を終えて帰った日、その日は少し涼しいので朝はエアコンは入っていなかった。 昼近くに、裏庭に出たボクは部屋に戻ったとたん気分が悪くなった。が、我慢強いので(?)、しっぽをお尻にぺったんこに付け、耳はたれてじっとしていた。 パとマはボクの様子をみておかしいと気づき、注射のせいなのかそれともお腹でも悪いのか・・・とても心配した。 階段をのぼるのもいつも走って皆を追い抜いていくのに、その時は途中で休憩しなければのぼれなかったんだ。 マは最後の手段と、ボクの大好きなアズキの入ったアイスキャンディーを持ってきた。 いつもならすぐにパの前へ走っていって、お座りをしておねだりをする。しかしこのときは動けなかった。一口もらうのもやっとの思いだった。 これは大変だ。重症だ。そしてボクはガンガンに冷やしたお部屋で寝させられた。 2〜3時間眠ったら、いたずらを始めることができるようになってパとマはほっとした。 どうも・・・熱中症だったらしい。 これで、いたずらは元気の印ということに気がついてくれた。静かだと心配でしょう? 次の日から多少涼しくても、ボクのために朝からエアコンを入れてくれるようになった。 いたずらといえば、リモコンが大好きだ。ボクん家のリモコンはボクとパやマの格闘の跡がいっぱい付いている。 皆がテレビ番組を熱心に見ている時こそ、ボクはリモコンが欲しくなる。すきをみて、それを奪い勝手に他の番組に変えてしまう。 すると皆は「今いいとこなんだ!」と怒って追いかけてくる。そこでボクはさらにしっかりくわえるのでリモコンの傷跡はどんどん増えていく。 今はまだ壊れいないがそのうちにきっとダメになるね! 8月31日が運命の日だった。悲劇はあの日から始まった。なんてマは笑って言っていたけれど、あの日が楽しいにぎやかな日の始まりナンだよ。 確かに運命の日ではあったけど・・・・?? パとマのお世話をすることはそれなりに大変なんだ。ボクが静かにしていれば、ふたりとも全然動かず運動不足になる。 そこでボクは多少無理をしても、動いてもらうように努力をしている。 つまり・・・いたずらをすれば必ず追っかけてきて運動になるから。 ボクのおかげでパもマも旅行に行っても、かなりの行程を歩けるようになった。 感謝してもらわなくっちゃ!! これからもいたずらに励んで、パとマが元気で過ごすことが出来るようにがんばるぞ!! (たまには静かに過ごさせてくれーー byパ&マ) <戻る>初秋の海辺 秋が来た。 ボクはロマンチスト(?)だから「・・・いまはーもう秋ーだれもいない海・・・」なんて歌いながら久しぶりの海に出かけた。 ドミンゴカーで1時間も走れば海に着く。 中部国際空港に離着陸する飛行機を見ながら、ボクは砂浜を貸切で走り回った。 小さいときに海水浴に連れてこられたが、あの時は無理やり海に放り込まれて恐ろしい思いをした。 きょうは海水浴ではないのでボクとしても安心して水遊びを楽しめる。 波打ち際まで走っていくと、波は何度でもザンブと追っかけてくる。 マは濡れてしまうと大きな声でボクを呼ぶけれど・・・・面白いので少しずつ少しずつ、水の中に入って遊んだ。 そのうちマもこりゃダメだと諦めて、濡れても何にも言わなくなった。 たくさん走ったので、こんどは砂浜を探検だ。貝殻や海草がたくさん打ち上げられている。 めずらしくてボクはクンクンしてしまった。 小さな魚や、なんと小さいフグまでおっこちていたんだ。はじめて見るので思わず挨拶しちゃったよ。 浜づたいに灯台まで行った。小さな灯台だけどパとマが子供のときからあるんだって。すご〜く昔からあるんだね。 灯台の下は岩場になっていて、波が白い水しぶきを上げている。 小さな貝や蟹さんがいたので近寄って見ようと、海草でぬるぬるしていた岩の上を走ったら、四足だけどツルンと滑ってしまった。 みんなびっくりしたみたい。ボクだって崖の上から落っこちるんじゃないかと怖かったよ。 帰りの砂浜で見つけたきれいなヒトデを、ボクはぜひ持って帰ろうとしたけど、どうしてもマがだめだというんだ。 あんまりきれいなので写真を撮ってもらった。マのブローチにプレゼントしたかったのにね。 残念!! ここまで来たからと、帰りに野間大坊に寄った。 昔々の有名な源義経さんのお父さんがこの近くでお風呂に入っていたとき敵に打たれて亡くなったんだって。 お参りしてきたけど、首を洗ったと言われている池の近くは少し怖かったよ。 だれかうしろにいるみたい・・・・もう秋ですから怖い話はよしてくださいな。 さすがに疲れて帰りの車の中ではおとなしくしていたよ。 でも帰ったとたんに 丸洗い??されたんだ。 疲れた! 楽しかった! また行こうね。 <戻る>自分を誉めてやりたい とある10月の深夜、草木も眠る丑三つ時に、ボクも二階の寝室の隣にある書斎のお気に入りのいすの上で眠っていた。 もう涼しいので二階の窓も全部閉めてあった。ただ、吹き抜けの天窓が少しだけあいていた・・・ そのとき、ボクは胸騒ぎがした。よくわからない。けれどなにかおもての様子がへんだ・・・。 それで、いすの上で小さな声で 「わん・・・わん・・・う〜・・・わんわん・・・」5分位もマに知らせた。 最初は静かに「ねんね!」と言っていたマも、あまり何度も知らせるので、おかしいと気づき起き出してくれてボクのところまで来た。 マが来たので、ボクは安心していすから飛び降りて西側の部屋の窓まで走っていった。 カーテンの間からのぞくと・・・そこには街灯に照らされた黒い服の怪しげなふたり組が、お向かいの車の中を覗いているではないか。 一緒に見たマは、まるで2時間ドラマのワンシーンを見たかのようでしばらく呆然とした。ボクはほえずにマを見ていた。 そして、ふたり組みの男が車の窓を壊そうとしたその瞬間に とっさにマは窓をドンドンと叩いた。男たちはボクらの方を振り向くと慌てて逃げていった。 マは他の家で被害があるといけないと、警察に連絡した。30分ぐらいしてパトカーがやってきた。 この時午前4時ごろ。ご近所迷惑にならないよう、ボクもマも静かにおまわりさんにお話をした。 そして朝10時を過ぎた頃、ふたりの刑事さんが家にやってきたので、こりゃ怪しいとワンワンと大声をあげてほえた。 夜中の事を聞きに来たんだ。 「どうして気が付いたんですか?」と言う刑事さんの問いに、「犬がほえたんです」とマが答えたら、 「今のようにほえたんですか?」と聞かれた。まさかあんなに大きな声でないたら、犯人にわかってしまうでしょ。 小さな声で知らせたんだ。わかってないね! 刑事さんの話ではこの日、近所で5件の被害が出ていたんだって。 朝、パと散歩の途中に見かけたミニパトがとまっていたマンションも2台の車が壊されていたんだ。 ボクのお向かいだけが未遂に終わった。ボクとマが唯一の目撃者なんだって。 それにしても東のはずれの離れた場所に眠っていたボクが、よく気が付いたものだ。 新聞配達の騒音や近所の人が夜中に歩く気配などには決してほえたことがないのにどうして犯人だけに気がついたのだろう。 しかも小さな声で、決して犯人に聞こえないように知らせた。 このボクのふるまいにパもマも感動してくれた。いつもいたずらばかりして皆をこまらせているボクには とうてい考えられないことだって!! そりゃそうだろうね。ボクだってそう思うモン。今度ばかりはボクは自分を誉めてやりたい。 それにしても、警視総監賞が、まだ届かないんだけど・・・・? <戻る>赤ちゃんズがやってきた しばらく顔を見せなかったア2が突然現れた。ところが何かお荷物を抱いている。ミャーミャーとなく物体は??? 赤ちゃんだ。そういえばア2は大きなお相撲さんのようなお腹をしていたっけ。 突然だったからボクは驚いた。ボクはお世話係をしますと言ってベビーベットにぴょんぴょん飛びついた。 しかし、赤ちゃんは大きな声で泣くばかり。はじめてのことで、興奮しすぎちゃったボクは追い出されちゃった。 さらにびっくりしたことには、双子だ。ノンちゃんはお目々ぱっちりの女の子。ケー君はいつも動いている元気な男の子。 ふたりもいるといつも誰かが泣いている。夜中の静かな時間も泣き声はとなりの部屋まで聞こえてくる。 泣き声がすると、これはお世話をしなくてはと、かけつけるけれど、いつもマに追い出されるんだ。 ボクのハッスルぶりに心配したパとマはすぐに廊下に柵を作り、即刻立入り禁止とした。 おかげで今までお昼寝なんぞしていたアたちの部屋に入ることができなくなった。あそこはアたちがいなくなってからボクの部屋にしていたんだけど・・・ また、夜中に窓から車上荒しを目撃して犯罪を未然に防止した部屋でもあるんだ。(先月号記述)まあ、いいっか。 「どうぞ赤ちゃんズのお世話をボクにさせてください。早くお世話しないと良い犬にはなれません。早期教育が大切です。」と、ボクが主張したけど、 「良い犬にはなりません。赤ちゃんは良い子になるんです。」と冷たく断られてしまった。 あの日からア2やマは赤ちゃんの部屋に入ってばかりだ。 ボクは相手にして貰えなくて、たいくつな日を過ごしている。 だけど、パだけは朝と夕方のお散歩に必ず参加してくれる。そして、親友のアベル君との夜8時の散歩だけはマが行ってくれる。 デモね。やっぱり寂しいんだよ。早くボクも育児に参加したいよ! <戻る>パパとママの思い出 世の中はお正月だというのに、ボクはとても悲しい。 それは昨年の12月に遠く関東に住んでいたボクのママが 死んでしまったことだ。 享年12歳、人間の年齢だと64歳くらい。まだ若い。 以前より病んでいて病死だった。 パパはというと 4年前のお正月に伊豆で狩猟中に何者かに 拉致されて現在も行方不明。 皆が必死になって探したが見つからなかった。 今どうしているのだろう? ボクが生まれたのはミレニアムの2000年の6月。 そして2ヶ月後パパとママに別れを言って今の家族のところにやってきた。 その後、一度だけパパとママに会った。2002年8月にパパとママが 愛知に住むボクたち息子たちに会うためにわざわざ来てくれたのだ。 名古屋の庄内緑地公園で会ったが、なつかしかったなあ。 一日一緒に走り回って楽しかったなあ。 このときが、ボクがパパとママを見た最後となった。 ママ、さようなら。ボク、お別れの遠吠えをしたよ。とどいたかな。 そしてパパ、ボクのなき声を聞いたら返事をして! 早く帰ってきて!! <戻る>退屈な日々 ア2の赤ちゃんズに占領されて、ボクの生活が変わった。(誰も相手にしてくれなくて、ひとりで遊ぶのは大変なんだ。) お年玉にア2から真っ赤なサッカーボールを貰った。 新年早速使おうと思ったら、「年末に新しいボールを買ったばかりでしょ」と、マは隠してしまった。 家の中でサッカーをするとボールはすぐに破れるし、家まで破壊されるなんておおげさなことをいわれるし・・・でもね、ボクはボールの臭いだけはよくわかるんだ。 どこに隠されても、押入れの奥でも、高い棚の奥深くでも、ボクは絶対に探し出せるんだ。マが忘れてしまった頃ボクは探し出して、大きな声でしつこくワンワンとないてせがむ。ここ掘れワンワンみたいなものだ。 でも、敵もさるもの、またまた場所を替えて隠してしまう。こんどはどこに・・・・ 絶対探すぞ!! たまに公園に行くと大暴れする。 おっさん臭くなったなんて失礼なことを言われるのも嫌だし、第一こんな生活を続けていると、体がなまってしまうから。 さすがの公園も冬で貸しきり状態だし、ボクが走り回るのには都合が良い。あちこち引きずり回してパとマを運動させてあげている。 今年もお世話に大変だ。 ア1が年末に来たとき、ボクに新しい首輪とリードをプレゼントしてくれた。 青い石がついたおしゃれな首輪だ。毎日しているともったいないから、写真撮影の日専用にするんだってサ!マはケチだね。ボクによく似合うから毎日させてよ。 よい犬にはよい首輪。ますますハンサムになれるよ。 ところで、早く赤いボールを持って公園に行こうよ!! <戻る>春の訪れ 今年は暖冬だと言われていたけれど、やっぱり寒いや。 それでも、ボクの家の梅の木はもう満開になった。去年はまだつぼみの頃なのに。あちらこちらで花も咲き出すし、梅の木にメジロもたくさん遊びに来ている。 春の香りがするから、そろそろどこかに出かけようよとパとマを誘って春を探しに行った。 やはりきれいな花と走り回れる所・・・となれば、梅の名所の佐布里池だ。去年も花のころ来たんだね。 野越え山越えマを引っ張って走り回るのは楽しい。梅はいい香りがしてボク大好きなんだ。 今年も人間たちに混じってたくさんの犬もやって来ている。ダム湖の周りを歩くと草も少し緑を増して走り回るのは最高だ! さあボール遊びだ! エッ、ボールを持ってこなかったって?こんなに気持ちのいい広場があるのにだめじゃん。 今度は必ず持ってきてね。 それでも、2時間も走り回って、さすがに帰りの車の中ではグースカ眠ってしまった。 次の日リセットされて元気になったボクは、朝早くからパとマを散歩に誘った。寒いからいやだというマを引っ張ってお気に入りの堤防一周一時間コースに出かけた。 風は冷たくてお供の人間はふるえていたけれど、ボクは元気元気!どんどん引っ張って歩いた。 途中ウグイスの鳴き声も聞こえたんだ。アブラナの花も咲き出し、水仙もあちらこちらで咲いている。 こんな気持ちのいい散歩はボクが誘ったおかげだよ。ウグイスの初鳴きは家のコタツの中では聞こえない。感謝してね! また来週もでかけようよ。 デビットくんとマルマチャンちに赤ちゃんが生まれたんだって。 おめでとう。やっぱり春は楽しいね!いいこといっぱいありそうだ!! <戻る>なま温かい春の夜は ボクは寝所不定。気のむくままに、居間のソファの上、寒ければ2階のパとマの寝室に入り込み布団の上やそれでも寒いときはパの布団の中にもぐりこみ、暑くなれば書斎の椅子の上など・・・しかし、自宅はちゃんとあるので時々は自宅に戻って寝る。 昨夜は春の夜のなま温かさで、寝苦しかった。 寝室の畳の隅で横たわっていたとき、怪獣が前からボクを襲ってきた。 ボクはびっくりして、ワンワンワンワ〜ンワ〜ンワ〜ンと吼えたたてたが それでも襲ってくる。キャ〜ン・・できるだけ大声をあげた。それでもだめだ。 ああもうおしまい・・・・ そのとき体が揺さぶられて目をあけるとパがどうしたと声をかけてくれた。 なあ〜んだ夢だったんだ。 堤防を散歩していたら、トラのような大きな犬が後ろからボクを追いかけてくる。 こりゃ逃げなければと、思い切り走ろうとするが、前に進めない。足を動かそうとすればするほど 体は前に動かない。どんどん近づいてくる。もっと走らなければ、しかし、動けない。 もうこわくてこわくて、あ〜追いつかれて喰われてしまう!・・・・・ そのとき体を揺さぶれられて目がさめた。パがおこしてくれた。今度も夢だったんだ。 それにしても怖かった。ボクは布団の上で仰向けになり一生懸命前足や後足をバタバタと動かし、 情けないなきごえをだしていたんだそうだ。 夢でよかった。 最近ボクがおとなしくなったとパがいう。堤防まで散歩に行こうとパが連れ出してくれても数百メートで前に行くことを拒絶しUターンして帰ってくる。 陽気のかげんで体調不良なのか、それとも更年期障害、・・いやボクはまだ若いし ・・・・・ <戻る>怖い事件 春うらら毎週土日は皆で堤防一周の朝の散歩をしている。4月7日(だったと思う)その朝も今年最後の桜見物にと、パとマを誘って大きな桜が何本もある堤防に出かけた。 今日が最後の桜になりそうだと、いつものとおり、いつものように、気持ちの良い堤防を先頭を切って歩いて行った。 旧東海道の橋を渡ったとたん、2〜3人のおまわりさんに止められた。「いつもここを通られるんですか?朝の新聞をご覧になりましたか?」と、立て続けに質問をされて、はじめてあの大きな桜の下で女の人の死体が昨日発見されたことを知った。 「何か変な人とか車を見ませんでしたか?変な臭いに気が付きませんでしたか?」なんて質問を受けたけれど・・・知っていたらね、そんな所にまた来るはずがないよ。 ボクは何も知らずにあの桜の横の堤防を何度も散歩していたんだ。どうも亡くなってから2〜3ヶ月経っていたとか・・・思わず背筋が寒くなったね。 自動車荒らしを未然に防いだボクも、臭いだけはわからなかったんだ。「ドミはどうしてほえなかったの?犬なのに気が付かないなんて」とさんざん言われたけど、土手から4〜5メートルくらい離れた草ぼうぼうの中だから、わかるはずがないでしょ!! 堤防を歩くとき、よくマは草むらに入るボクに「蛇をくわえないで。」とか、「くれぐれも手首なんか探さないでよ。」と冗談を言っていたけど・・・ ホント恐ろしくなってしまったよ。 のどかな田舎も油断はできないねー。 こんなことがあったすぐ後で、パは現場を見に行こうとボクとマを散歩に誘ったが、マはダメだと言い張った。なんでも、犯人は現場を訪れるというから、何度もいくと怪しまれるからと。 しかし、時間も経ったから、もうそろそろいってもいいころ?? ところが家の中でも残忍な事件が発生した!! 頭部と足のないアヒルが見つかった!! 犯人は誰だ!! <戻る>ボクの世界一周体験記@ いい季節になったので旅行に出かけたい! ということでボクはパとマを引き連れて世界一周に出かけた。(?) 愛知県犬山市にあるリトルワールドはボク達も体験できる海外旅行だ。今回から3回にわたってボクの世界旅行をレポートします。 ここは緑に包まれた丘陵地で一周2.5キロの周遊路に沿って世界の民家を移転展示してある野外民族博物館だ。近くには明治村や遊園地もあるけれどここだけはボクらを受け入れてくれるんだ。初めてなのでボクをはじめ、ドキドキしたよ。 まず入り口の事務所で誓約書にサインをする(ボクのサインではダメです)ウンチオシッコの始末。建物や芝生には入らない。テーブルや椅子には乗らない。などなど。 なかなか厳しいけれど、当然だし、それでも家族皆で出かける事は嬉しいことだ。 平日なので小学生や中学生の団体がいたぐらいで、犬に会ったのは2匹だけだった。韓国の農家やタイの家。ネパールの仏教寺院は色鮮やかで美しく、ドイツやフランスの農家は白い壁に木の柱が模様のように美しい。 建物の中にも入りたかったけれど、ボクらはダメなのが残念だ。仕方がないのでそーっとのぞいたり、抱っこしてもらって近くまで行ったり。外国に行くとこんな景色を見ることが出来るなんて!うらやましい。ぜひ出かけてみたいモンだよ。 パとマのお弁当をお相伴しながら、ついウトウト夢を見た。この広い芝生と真っ赤なひなげしやピンクの月見草が咲き乱れるお花畑を走り回ったり、お家の中にも入りたいね。そうすれば、もっともっと楽しいのにね。 ところで、犬のトイレや休憩所が出来てたけど、休憩所は鉄で出来た檻なんだ。あれでは可愛そうってマも言ってたよ。ボクだっていやだよ。もっとかわいくておしゃれだといいのにね。 <戻る>ボクの世界一周体験記A <好奇心> リトルワールドはとても広い。お天気もよく走り回ればおなかもすく。 珍しい食べ物のレストランもあるけれど、残念ながらボクは立ち入り禁止なんだ。 犬の休憩所と書いてある檻の中で待っているのはぜったいいやだから。 何とか広場の隅のベンチでおにぎりを食べることになった。マは変わったものが食べたかったんだけど、 ボクをおいてまで行くのは・・・そりゃ心配だよね.。 ちょうどお昼どき、どこかの小学生たちもお花の中の芝生でお弁当を広げていた。 犬は芝生の中に入れないので、 それでも木陰は涼しいし、真っ赤なひなげしを見ながらのお弁当もなかなかいいモンだよ。 もちろんボクもおにぎりをひとついただいたね。ここは広いからまずはらごしらえをしなくては。 お昼からも、西アフリカの家とかヤップ島の家を見て回った。アフリカでは第一夫人、第二夫人とかお部屋が分かれていたんだ。 ボクは興味津々のぞいて回ったけど、なぜか第二夫人の家のほうが第一夫人の家より大きいんだ。 不思議だね。マもおかしい、間違っている。と、おカンムリだったよ。なぜかな。 そしてボクは生まれてはじめて(これからもないでしょうね)らくださんを見た。 犬は動物に近よってはいけないので、横のほうから遠慮して離れて覗いた。 彼?はボクのことなんか全然気が付かなかったけれどもね。驚いたよ大きくて背中に大きなたんこぶを乗っけているモン。 アレでは重いだろうね。速く走れるのかな? 台湾農家の前ではアヒルさんにも会った。ボクは離れていたのに、向こうのほうから寄ってきたんだ。 「やるか!」とにらんだら向こうもガガーとすばやく泳いできて、にらみ合いになった。 膠着状態が続いたので、一息入れて座ったら近くにいた小さな女の子に大きな声で「座ったからワンちゃんの負け」なんて言われてしまった。 失敬だね。プン!! ボクが本気を出せば・・・・・・タイヘンなことになるので我慢しているだけなのに。ひどすぎる!! あんまり怒っていたので、マに機嫌直しにソフトクリームを買ってもらったんだ。 冷たくておいしくて・・・ 子供の言ったことだ許してやっか。ボクは大人なんだから。??? <戻る>ボクの世界一周体験記B <どっちがどっち> リトルワールドには面白いものがたくさんある。 今回ボクはたくさん記念撮影をしてきた 琉球のシーサーの前でも一枚撮ってもらった。おっかない顔しているけれど、ボクのほうがモ〜ット怖いんだってサ!失礼だよ!! でも、よ〜く見るとなかなか味のある顔だよね。そう思うでしょ? トーテンポールも面白くて見上げてしまった。あのてっぺんに乗ってる子は誰だろうなんて。 ボクの好奇心が騒いだよ。 でももちろんキリスト様の十字架の前では大人しくしたよ。これ常識さ。 ヤップ島のお金が道端においてあったんだ。あんまり大きくてこりゃなんだ、と覗いたよ。 お財布に入らなかったんだろうか。落っこちているけど、交番に届けようにも重過ぎて・・・3キロまでならくわえて運んでいけるのにね。 ヤップの人はとても力持ちなのかそれともおおおとこなのか???ちょっと怖いね。 帰り際、南米衣装で記念撮影したけど、しまった、女の人の洋服だった。残念!! リトルワールドは愛知県犬山市にある。帰りに木曽川のそばの公園によって散歩とサッカーをしようと思った。 河川敷のとても大きな公園で、芝生やグランドがいくつもある。 それなのに、でも、散歩は散策路だけで、グランドには入れないんだって。厳しく注意書きが立っている。 お年寄りがゲートボールをやっている後ろに、広い原っぱがあったのに駄目なんだって! チェ!!犬山市と言うからもっと犬にやさしいと思ったのに。ここの犬はボール遊びは出来ないのかなー。 やっぱりボクは近くの緑公園のほうがいいね。 <戻る>記念日 9月1日は記念日だ。 2000年の8月31日夕方。ボクはこの家にやってきた。ボクはこの家で満7年目を迎える。 もう7年も家に居るの?とマは言うけれど、アッという間の時間だった。 ア達が行ってしまって、赤ちゃんズが増えて・・・大親友のケビン君が亡くなり、アベル君に代わった。 7歳になったからと言ってボクの性格が変わるわけはない。もちろんいたずらは以前よりは少なく なったけど、内容はますます充実してきている。 散歩で天敵のボーダーコリーの家の横を通るときなどは、ボクはワンワンと必ずほえて通る。 彼も待ち構えていて駐車場の鎖をくわえガウガウと怒る。夜に通るときは二階の窓に向かってワンワンとほえる。 ボーダー君は二階の窓の網戸を自分で開け応戦してくる。 その上シャッターが閉まっているときは、なき声とともに家の人が雨戸を開けて彼にほえさせる。 どうも網戸やカーテンが破れるといけないので開けるらしい。 以前ボーダー君にほえられた時、パがボクを叱って引っ張ったのでボクはパに向かってガガーした。 その声を聞いた近くの家のアベル君のママにボクがパのズボンにぶら下がっているのを目撃された。 だから我が家のパのズボンはどれもボクの歯形が付いて、破れているのもある。 マもあざが多いのでスカートがはけなくなったと怒っている。 でもまあ、パやマは多少の被害はあっても毎日散歩に出かけ、時々は堤防まで付き合ってくれる。 しかし、パ達の健康のためだからとボクは感謝してもらっている(と、思っている) 多少の緊張は日々の生活でも必要だ。ポケットのハンカチは汚れたらすぐに洗濯機に!靴下もお忘れなく。 ボクは厳しくチェックしている。 しかしそれからのテクニックは高度に進歩した。洗濯機に入れられた靴下は隣の台の上に乗って覗き込んでそーッとくわえだす。 それでも届かないときには、背伸びをしてくわえるんだ。それを見たマは、あまりの見事な技術に、驚いて怒るのを忘れた。 テレビのリモコン、エアコンのリモコンを、高いところや本の下なんかに隠すけど、ボクにはチャ−ンと分かっている。 そんなところにおいて置くとボクがいただきますよ! こうしてお年寄りの生活は、日々緊張でボケている暇も無い。全部ボクのおかげだ。 ア達にパとマのことを頼まれたから大変なんだ。 ・・なんちゃって・・・静かな生活はまだまだ送れそうもありません。がんばってね! そんなボクもますます苦手になるのが花火の音だ。なぜかすぐ近くで沢山の打ち上げ花火が毎年ある。有名な岡崎の花火や豊田市の花火の音も良く聞こえる。 そんな時は家族にピッタンコで我慢するけど・・・(去年はせっかく食べたご飯を全部吐いてしまったんだ。) この夏、こわごわ出かけた夜の散歩の帰り、アベル君と別れてあと少しで門にたどり着くと言う時、バシバシッ、ガガガガッ、という大音響。 すぐ近くに雷が落ちたんだ。ボクもマもびっくりして家に飛び込んでがたがた震えたよ。 やっぱりいくつになっても恐ろしいものはやっぱり怖いね。クワバラクワバラ!! <戻る>初めてのお泊り旅行 ボクははじめて旅行に行った。日帰りではなくお泊りだ。 パやマが旅行に行くときは、いつもお留守番だった。今までアのお世話になってお留守番したり、大好きなお兄さんのショップでお留守番をしていたけれど、 今度はとうとうついて行っちゃった。 ボクでもお泊りできる所・・・パは高山の近く清見町にかわいいコテージを見つけてくれた。 ポレポレ(スワヒリ語でゆっくり・のんびり)ハウスという名前で、コテージは 飛騨絵本美術館のとなりにあり素敵なところだ。なんといっても貸切なので、友達付き合いの苦手なボクでも安心だ。 朝からボクの自宅?や荷物を積み込んで、東海環状道路から東海北陸道経由で清見インターまで。 途中休憩をしながら3時間ぐらいのドライブをした。空は澄み渡り山は緑。快適な旅だ。 目指すコテージは森とその裏に広がる広〜い草原、おとぎ話の中から出てくるような花に囲まれた素敵な美術館。 本当に絵本の中から飛び出して来たようなところだ。 お部屋の中はボクも自由に出来るし、階段を上るとボクのゲージを持ち込める寝室。最高だよ! 最初に住人のわんこチルチルちゃんとやぎくんに挨拶すると、裏の草原ではしりまわった。 草が少し伸びて、ボクが埋もれるくらいのところもある。町の公園ひとつより、もーと広いところを独り占めして走り回った。 どれだけ草をかき分けて?飛び越えて?走り回ったことか。走っても走ってもまだまだ草原は続く。パやマが草むらに隠れると、 ボクは急いで戻る。かくれんぼは最高だ。ボクがこんな笑顔をするなんて!とマは驚いていた。 いつもはかっこよくニヒルに決めていたけど、今度ばかりはかまわず走り回ったんだ。 お部屋に戻るとボクの顔は草の種でいっぱい。これだけはたいへんだったよ。ハンサムなお顔が・・・ 夜、あたりは真っ暗になり、遠くを時々走るトラックの音?と、裏を流れる小川の音だけ・・・ 表に出て空を見上げると一面の星空。こんなに星があったなんて・・・ン十年生きてきてこれだけ沢山の星を見たのは初めてと、 マはとても興奮していたんだ。大きな星は本当にダイアモンドのように輝き、目の悪いパさえもこの星空がくっきりと見えたんだ。皆に見せたかったよ! 走り回ると疲れてよくねむれたよ。静かにぐっすり・・・ 次の日の朝ちょうどお祭りの日に当たっていて、絵本美術館の前まで、村の人が踊りとお囃子に回ってきたんだ。 珍しいものを見せてもらって、運が良かったね!1年に一回だけだって。 <戻る>大集合 10月20日浜松ガーデンパークに集まった。パパパパとママママがオフ会を開いてくれたんだ。 皆心がけが良いから、前日の雨も上がりさわやかな風を感じるすばらしい日になった。 朝からボクは早く早くとお弁当を準備するマを急き立てて高速に入った。 ところがなんと渋滞の表示。だれだ!こんな日に事故する迷惑者は!!! それでも予定時間に公園に到着。もうたくさん集まっている。アレは誰だったか?こっちは誰か?きょろきょろするけれど。 マズイ!!目の前には大〜きな一面の芝生。見てしまった以上は早くサッカーをしなくてはいけない。 ご挨拶が先だと言うマを急き立て、ワンワンと請求した。ドミだけでしょう。 うるさい!と叱られたが、我慢できずに吠え立ててボールを出してもらった。皆さんやかましくしてごめんなさい。 ボールを出せばもうボクの世界。ボクだけの世界と思っていたら、やっぱり兄弟だね。 ボール命のアース君が走ってきた。一緒に走り回ったんだ。マはけんかするに違いないと思っていたけど一緒に遊べたよ。 アース君は雑誌のモデルと、臭気選別士をしている有名な犬なんだ。ボクより1歳若いのでパワーがあって、 どんどんボールと走っていってしまう。さすがについていけなかったよ。 弟だけどなかなかやるね!! ドミは太りすぎだから走れないんだナンテ、マは失敬なことをのたまうが、このところサッカーをさせてくれなかったじゃないか。 それにボクが本気で走ったら、ボクよりおでぶちゃんのマは付いて来れないでしょ。 その上、言い訳なんだけど今朝は興奮してご飯も食べず、お水も飲んでいなかったんだよ。つまり、ガソリン切れだったんだ。 Dちゃんズのデビくんは、きれいなマルマちゃんというお嫁さんとFちゃんズ、Gちゃんズの子供達を引き連れて貫禄だったね。さすがに落ち着きが違うんだ。 サムくん、フィズ君、宅君。兄弟、甥っ子。みんなそっくりだね。そろってハンサムでボクは誇らしいよ。 一緒について来たア2一家は、チャビー君がやさしくてお気に入りだ。ドミが一番やんちゃでオソロシイ、と言うんだよ。 まあそうだが、確信を付かれると落ち込むよ。 マは皆さんから「ドミのホームページを見ています。うちの子はドミくんほどは悪くは無いです。」 なんて言われて落ち込んでたけど?皆ボクよりいい子で安心したよ。 ボクも人助け(犬助け)になっているんだね。ドミに比べれば・・・・何がおきてもOKだ。 楽しい時間をすごしてまたの機会を約束してお別れをした。クリオ兄ちゃん、イーグルくん、シンタ君近いからまた会おうね。 デビ君、アース君楽しかったよ。皆また会おうね!! 家に帰ったボクは、散歩の時間が過ぎていることに気づいた。今日はたくさん遊んだからもういいだろうと言うパを引き連れて、それから1時間いつもの公園まで行ってきた。 恐るべし!ウエルシュの体力疲れ知らず!! <戻る>歴史探訪ー桶狭間の戦い ボクの家の人はお歳なのでNHKの大河ドラマが好きだ。毎週日曜になるとパはテレビの前に座る。 ボクは関心はないけれどお付き合いをさせられる。 この前は桶狭間の戦いをやっていたんだ。 なに!ボクの家の近くではないですか。これは大変。全国放送の場所をボクが知っていないなんて。 そんなこんなでパとマを引き連れて行って来ました。桶狭間の戦い会場?皆さんにご案内します。 最初に出かけたのは沓掛城址。ここは公園になっていて今までも何度かボクんちから歩いても出かけていた。 駿河のお城から今川義元さんは最初にここで休んだんだ。小さな公園のどこに居たんだろう。 もうすぐヤーッとやられちゃうんだもんね。お気の毒に。 その次行ったのは大高城跡。細い道をとことこ走って車ではたどり着けなくてやっとの思いで山を登ったよ。 なるほど見晴らしがよくず〜っと東が見渡せる。徳川家康さんはここで今川さんの命令で荷物を運んで待っていたんだね。 そして今川さんと織田信長さんの戦いを見ていたんだね。高台だから良く見える。なぜ応援に行かなかったの? 最後は桶狭間の古戦場跡。ここで義元さんは暑さをしのいでお水を飲んだんだって。そして休憩中に襲われたんだって。 そこには首洗いの泉があって、ここで清めたんだって。おそろしや! 今川義元さんの霊を祭ったお墓は高徳院というお寺の前の公園にある。ここも古戦場と言うんだ。 まあ近くだしお隣同士だからこのあたり全部が戦いの場所だったんだね。 なんとなく遊びに行っていた公園が実は歴史に残る場所だったなんて。ちょっとは勉強になったよ?? それにしても大高城跡は行くのに大変だった。場所はわかっているのにたどり着けない。 道も細くて車が入れない。でも行くのに価値ある場所だったよ。こんなことが無ければパもマも来ることは無かったなんて喜んでいたんだ。 でもね。こんなに静かで広くて見晴らしがいいのなら、なぜサッカーボールを持ってきてくれなかったの? なぜだ!! 歴史の勉強よりサッカーだ。オリンピックに行くぞ。オー!! (間違いで桶狭間の戦い意外史かも。違ってたらごめんなさい。) <戻る>新年に思うこと あけましておめでとうござる。昨年は色々とお世話になり申した。今年もよろしくお願い申し上げ候。 なんちゃって 今年もよろしくお願いします。 とうとう忍者になっちゃった。今年はこれで皆を煙に巻くぞ!! お正月は何をしようか。ボクは暖房の前でぬくぬくで過ごします。 本当はサッカーに毎日でも出かけたいけれど、パもマもますますお出かけ嫌いになったみたい。 寒いせいかそれともお歳のせいか?そのため近頃ボクは太り気味です。運動不足なんです。 不本意ながら良い子にしているとエネルギーは消耗されず、ちょっとおでぶになりました。 なんとかせねば!家の中で走り回ると叱られるし、ボクは大人だからそういう子供っぽい遊びは出来ない。大人になるのは大変なんだ。 今年はまずマを痩せさせ、ボク自身もチト体を絞り、お友達をひとり(匹)増やし、カイカイで出来たおはげのお尻をなおし・・・・最大のライバル赤ちゃんズと仲良くなって・・ 目標は多いけれどボクはがんばります。 2008年今年もますますがんばるぞー!! <戻る>寒い日 寒い日が続いている。ボクは寒くても元気、元気。 朝起きると軽くストレッチをして、ゆったりとトコトコ階段を下りる。 おねぼうのマが暖房のスイッチを入れるのが遅いと、本宅(ケージの中の家)に入るか、または二階の布団に戻る。 温風が吹き出して部屋が暖まりだしたら、吹き出し口の前の特等席を陣取る。 いくら寒くても運動は大切。少し遠いけれど新しい公園にも行ってきた。牧野が池公園というんだ。 里山と池、そして芝生が広がっている。今度はサッカーしにいきたいもんだね! 家の中で暴れると叱られるから。なぜなら冬になると家の中は植木鉢がたくさん入るんだ。 迷惑な話だけれど寒さで木が枯れるからなんだって。邪魔で走り回れないじゃない? 邪魔な鉢植えの中にランタナの花があるんだ。マは欲張りだから赤、白、黄色、おまけにピンクの各色をそろえた。 夏から秋までたくさんの花を咲かせる。外にあるときはいいけれど、 とうとう10号鉢に育ってしまったのでお部屋の中ではとても邪魔だ。本当に迷惑だよ。 仕方が無いのでボクが剪定することにした。実はランタナはとてもいい香りがしておいしいんだ。 植木鉢に足をかけて新芽をバリバリ食ていた。こら!いつからきりんになったの!!マにばれて大変だったよ。 邪魔だから小さくしてあげたのに。早く暖かくなって外に出して欲しいもんだよ。 ボクの昼寝場所の出窓の植木鉢も一緒にどけて頂戴ね <戻る>春よこい 庭の梅も今年もたくさん花を咲かせている。でも花の上に雪が積もるほど今年は寒い。寒いのはいいけれど、外に行けずに近頃運動不足だ。 家の中で軽くトレーニングしているが、思ったようには運動できない。 毎年この頃になるとマはお雛様を飾る。雛壇の中で鬼ごっこをするのは楽しい。毛氈を裏から鼻で押すのはもっと楽しい。でもその後は大目玉をくらう。 お家の中での運動は思ったように出来ないので、いたずらなんかしてひとりで楽しんでいる。 今年やっちゃったストレス解消。いや失敗。 散歩の時に、ほかの犬に吼えられたら必ず応戦する。リードが短くて相手までは届かないので代わりにパのズボンにぶら下がる。その結果大きなかぎ裂きが出来た。 家に帰るとマから大目玉。そしてまだ新しいからとマはズボンの破れを糸でつくろった。パは嫌がったけれどまたやっちゃうからって。 そして次の日想像どうりにズボンの反対側に昨日のよりも〜っと大きなかぎ裂き。 このときは以前大きなあざをパの足につけたときよりもっと叱られてしまった。足の傷はほっといても治るけどズボンは直らないんだって?!? 別の日にはまた、洗濯の中からパの靴下とはんかちを失敬した。そして手で押さえ込んでビリッとやってしまった。 破ったボクは悪いけれど、恐怖はその後に起こった。カンカンにおこったマがやぶれはんかちでボクの鼻を縛ってしまった。 その上、なんとボクのごはんのお皿に、やぶれた靴下をのせて「さあどうぞ」なんて! おそろしや!おそろしや! 公園にいけないから我慢しているんだよ。ボクだって早く広い芝生に行きたいよ。 みな寒いのが悪いんだ。あったかくなれば、毎日公園で楽しく遊べるのに。 春よこい早くこい。 <戻る>春が来たのに・・・ 3月は大変だった。梅の花が咲いてさあボクの季節だと喜んでいたら、なんだかパとマは毎日忙しそうにしてちっとも遊んでくれなかった。 そのうち最初にマがかぜをひいて寝込んでしまった。鬼の霍乱と言うくらいめずらしいことなんだ。 お出かけできないボクは仕方がないので裏庭に出ようとしたらたいへん。お家の窓全部がビニールで覆われてしまった。 お家を直していたんだ。おまけにいろんな人が家の周りの足場を通るのでボクはドキドキ!あんまり吼えるので本宅に閉じ込められる毎日だった。 マが良くなりかけたら今度はパまでかぜでダウンだ。ひどいよね。これでは犬だってストレスがたまっちゃうよ。 おまけにボクは去年から床屋さんをしていなかったんだ、まるで熊のように・・かわいい・・んだけれど、ある日マは気が付いた。 ドミは背中はクロに茶色が混じって、テレビでやっている大阪のおばちゃんパーマのかつらにそっくりだと。 心配になったマはアベル君のおばちゃんに確かめた。ドミちゃん大阪のおばちゃんかつらにそっくりだねと。やっぱり・・・ ボクは次の日マにお願いしてすっきりさっぱりカットしてもらった。あーよかったと思ったとたん、ボクのお背に3つのおはげ。 マのへたくそー。 その日からボクは洋服を脱げなくなった。 桜も咲いたのでネンネしててはもったいないよね。早く元気になって公園に行こうよ。 ・・・もちろん洋服をしっかり着て。ボールも忘れないでね!! <戻る>ボクの多忙な日々 家のリフォームが済んでからボクのうちにはDIYの風が吹き荒れた。 パは毎日あちらこちらを少しずつ手入れする。ボクは第一助手として忙しい毎日だ。 パがドライバーを使えばボクが下で咥えて持っていてあげる。小さいネジはボクがひとつずつ検査してあげる。 踏み台に上れば落っこちないように下で押さえてあげる。 大変だ!! パが修理する箇所を覗き込めば、ボクも一緒になって覗き込む。 裏庭でノコギリを使えばやっぱり机の下で控えて万一に備える。 えらい!! ボクの背中には木屑が降り注いでもジッと耐えてがんばる。 こんなにお手伝いをしても、みんなの評価は厳しい。 手伝わなくてもいいからあっちに行け!とか、自宅に帰れとか、邪魔しないでとか・・・・解っていないよね!! おかげで公園に行く時間が少なくなってしまった。お手伝いは大変気を使うし、ドライバーを咥えるのも力が要る。 第二助手のマからパの仕事を守るのも力仕事だから、たいそう疲れてしまうんだ。 夜は夜でアベル君の家までお迎えに行く。アベル君のおもちゃはイガイガボールだ。 ボクはアレが大好きだからぜひごほうびに買ってほしいんだけど。ボールはキュッキュッとなってすばらしく面白い。 貸してもらおうと車庫の下から入ろうとしてひっかかって、ボクのシャツはみんな肩先が破れている。 こんなに働いているんだ。今日のメーデーに、正当な報酬としてイガイガボールと新しいシャッを断固要求する!! <戻る>6月だ!! 気持ちの良い季節だ。 ボクは時々ホームグランドの緑公園でサッカーを楽しんでいる。 しかし爆走すると息が切れてしばらく休憩しなければいけない。歳のせいではない。 運動すると暑くて暑くて。 一度給水に行くと、すぐにボールをかたずけられてしまうので、水も飲まずに我慢するんだ。 油断も隙もありゃしない! サッカーと言えば新わざを開発した。 マがボールを両足で押さえて貸してくれないとき、今まではワンワンと抗議したが、ちっともボクの言うことを聞いてくれない。 そこで実力行使で足で後ろに引き出すことを覚えた。押しても駄目なら・・・ということだ。 犬生長くなるといろいろ考えるもんだねー・・・・・・・どうだ!! 今月はボクの誕生日だ。なんと8歳にもなるんだ。いつまでも子供じみた事はしていられない。 立派なジェントルワンになるために日々の努力を忘れずに!! プレゼント募集中。イガイガボールと新しいシャツ。そのほかいろいろ受け付けます。 <戻る>とほほな誕生日 8歳の誕生日を迎えて落ち着いた大人になろう、と思った・・・ (人間でいうと思慮分別のある50歳の年齢になるんだものね。) まずきれいにして誕生日を迎えようとママ床が裏庭で始まった。パお手製のテーブルの上でボクはチョキチョキされた。 マも近頃床屋がうまくなったもんだ。 ますますの男前に自分でも満足だ。 そして、東京のアからはカードが届き、赤ちゃんズの家からは新しいボールとケーキ。 パとマからもきれいな首輪とへんてこなおもちゃ。たくさんのプレゼントをもらっていい気分ですごしていた。 ところがこの季節、繊細なボクはアレルギーでカイカイが出て、あっという間に尻尾の付け根をカミカミして おはげを作ってしまった。 せっかく綺麗に出来たのにと怒るマにあやまって、緑公園に出かけた。 新しいボールでサッカーをしたいんだ。 新しいものは気分がいい。大喜びでボールを投げてもらったとたん、ボクのお口はハッスルハッスルで、 5分も経たずに真新しいボールに歯形をつけてしまった。それからは・・・・ もちろん叱られたけどね。止められないんだ。爆走してあっという間に破ってしまった。 パンクはしないけれど表の皮はビリビリに・・・ そして夜、またまたテレビのリモコンをパから失敬した。 しっかり噛んで離さなかったら、マに吹き抜けから下を覗かせられそうになって思わず落っことした。 そのとたんリモコンはバラバラに・・・・今までは電池が飛び出るくらいだったけど、 今度は電池も基板もバラバラ。組み立てても使えるかどうか。 パはリモコンを修理して今テレビでチェックしている。 マはボクを睨んで怒っている。 どうしよう・・・テレビが映りますように・・・とほほ・・・ <戻る>暑中見舞い 暑中お見舞い申し上げます。 あついあつい アジー!! 名古屋は何で沖縄より暑いの?いやになっちゃう。 おまけに毎日公園ではヒューパチパチ ピカピカドンドン 皆様ドミンゴは暑さと花火に弱いので、涼しくなるまでお家で避暑します。 皆様は今月のボクの写真を見てゾーと涼しくなりましましたか? それでは秋になるまでごきげんよう <戻る>夏の日の怪談 9月になったけど今年はヘンテコな日が続きます。 8月はぜんぜん雨が降らず庭もカラカラ。終わりになって今までためた分の雨が一度に降り続く。 まったく世の中は・・・・?なんて思って?? 8月の半ば、ボクの家の芝生はこの夏の暑さと少雨で皆茶色になってしまった。 ある朝玄関横の芝生で、マは無残なすずめさんの変死体を発見した。近所の悪〜い猫の仕業だ。 かわいそうにと言いながらマはかたずけた。猫は水が嫌いだからと、その日から芝の水撒きがはじまった。 少し緑になってきた頃、反対側の大きな植木鉢の後ろ、マが水を撒かなかったわずかな隙間に、またまた哀れなすずめさんを発見した。 マは憤慨しながら猫の解体ショーの被害者をかたずけた。 ところが、今回はもっと残酷な生首まで落っこちていたんだ。ギョッとしたマは犬がいながらこんなこと!ドミはなめられている!! ・・・・ボクまでとばっちりで叱られた。 それからしばらくして、マは夜寝ようと暗い部屋の布団に入った。 ところが何か痛い。手を伸ばすと幾つも痛いものが・・・電気をつけたマの目に飛び込んだのは・・・・・大きく見開かれた目ン玉! ギョッとして周りを見渡すとそこには無残なセサミストリートのエルモ・・・・さすがに今度は恐ろしかったんだって。 ボクがマの来る前に布団に持ち込んで解体して遊んでいたんだ。 もちろん大目玉だよ。思い出した猫の分までボクが叱られたんだ。 でも暑いときには怪談がよく似合うでしょ! <戻る>秋の憂鬱 気持ちの良い季節だ。 そろそろ公園に行こうと声がかかるのを毎日待っている。しかしマは知らん顔。 我慢できなくてボクの方から誘ってみた。いかがですか? サッカーには良い季節だよ。暑くもなく寒くもなく最高だ!メタボ対策にもいいんだよ!! 最後の言葉が悪かったのか、庭の花が咲き出したから手入れに時間がかかる。私はサッカーは嫌いよ!なんて・・・・ひどい・・・ そこで仕方なく花を倒して遊んだ。もちろんバシッと叱られた。たくさん咲いているから一本や二本なんてことないでしょ! マいわく、ドミのお尻はカイカイでダイナミックにオハゲを作ったから、生えそろうまで恥ずかしくって出かけたくないんだって。ひどいよね。 それならと、家の中で大暴れ。糸巻きを失敬したり、下着泥棒をやったり悪さの限りを尽くしていたら・・・・ 東京のア1が可愛い子犬を家族にしたんだって。写真を送ってきた。まあまあかわいい。もちろんボクほどではないけどね! ベドリントンテリアのマーベル君というんだ。これをア2とマはヴェネディクト3世というヘンテコな名前で呼んでいる。 お正月に家に一緒に来るんだって。楽しみだ。犬としての心得をしっかり教育してやろう。 そしてボクを尊敬するように教えなくてはいけない。忙しくなるぞ-。 ところが、ア1から可愛いベドリントンの赤ちゃんをマにプレゼントしましょうか?と言ってきた。 マは喜んでぜひお願いします。ドミを下取りでお願いね。なんて言っているんだ。 あんまりだ・・・・ボクはどうなるの??? ますますオハゲがひどくなりそう。 <戻る>社会奉仕 毎日気持ち良く過ごしているよ。ひとつのことを除けば・・・・ ボクのカイカイがまたひどくなってきた。食べ物がいけないのか、散歩に行く堤防の草がいけないのか、いろいろ注意はしているけれど・・・・ あまりカイカイをしてお尻と後ろ足がボコボコと穴が開いたように毛が抜けた。マは怒るけど我慢できないんだ。 痛いのは我慢できるけど痒いのは出来ないと言うでしょう?そこでついつい・・・やっちまう! マはボクに浮き輪型ドーナツをつけた。首が届かなくて口では掻くことが出来ない。少しは我慢できるだろうと。 着けても痛くもないし、枕にもなる。万が一水害になっても助かるというすぐれものだ? しかしやはり涼しくなったとはいえ、うっとおしいし、首の周りが蒸し暑い。 そこで社会奉仕を兼ねて、覚せい剤撲滅の呼びかけうちわ咥えて走ることにした。 犬とはいえ何か世の中に役立つことをせねばならない。 少しは役立っただろうか?家の中でうちわを振っても関係ないよね。 今度は駅前かショッピングセンターの前で走ろうかな?? <戻る>悪夢ふたたび うれしい うれしい 久しぶりのお出かけだ。 今日は天気も良さそうだし待っていたかいがあった。近頃お留守番続きだから体がなまっていたんだ。 高速道路も気分良く、しかしインターを降りたら、休日じゃないのに渋滞だ。それからもかなりの時間我慢してやっと車を降りたとたん、 びっくり。こんなに人が多いなんて。 人ごみを抜けると、そこは紅葉が一面にひろがった。赤や黄色、川の両岸も見物客でいっぱい。 もちろんお仲間のワン達もたくさん。しかし・・・なぜか・・胸騒ぎが・・・ ダンプのマを引っ張りながらドンドン山道を登っていった。ギョ!!アレは恐怖のつり橋では・・・ マは嫌だ嫌だというボクにお構いなく、ドンドン引っ張って歩いていくんだ。 観光バスもたくさん来ていたから、つり橋もラッシュアワーと同じくらい込んでいるし、 なんといってもマと同じレベルのおばさんたちが多いんだもん。 ドンドンドシドシ歩くから、揺れるは揺れるは。マグニチュード10ぐらいだよ。 怖い、怖い、足が震えて歩けない。犬の意地なんかとっくに吹っ飛んで、その場にしゃがみこんでしまった。 あ〜悪夢ふたたび!!・・・ つり橋さえなければ、香嵐渓はすてきなところなのにね。静かなときにつり橋ぬきで行きましょうよ。 つぎの朝、マがボクの顔を見て「まつげに白髪が混じってきた。ドミも歳だね。」というんだ。 失礼だ!恐ろしかったから寿命がちじんだんだ。責任を取ってくれー!! <戻る>6度目の正月写真 あけましておめでとうございます。ことしもよろしくおねがいします。 ◆◆◆ 今年は丑年。12月は撮影で大変でした。 ボクの考えはぜんぜん聞き入れてもらえず、マはドンドン暴走してしまいます。 でも、主演としてはなかなかのいい演技でしょ? カイカイが酷くて気分はいまいちだったけど、ナニを着ても似合うボクって・・・・エッヘン!! ハイッ!ドミそこにおすわり!こっちを見て!マテ マテ!!・・・・ 演技指導が多くてボクとしてはかなり頭に来ちゃったんだ。 ヘンテコな牛さんに向かって勇敢に飛びついた演技はアカデミー賞にノミネートされるよきっと。 それにしても、こんなに何度も演技したのに、ギャラがクッキーだけとは?絶対オカシイ!! ところで今年で6度目の正月写真。今までは何とか耐えてきたけれど、ボクはもう若くはないし、 それよりも、こんな馬鹿げたことは、もうやりたくない。 来年は絶対にや〜らない!! ◆◆◆ 世の中はなんだか元気が無いけれど、ボクは皆を守って元気に楽しく暮らせるようがんばります。 ことしもますます忙しくなりそうだ。がんばれドミンゴ!! <戻る>子分遠方より来たる@ マーベルくんがやってきた 年末のある日東京からア1がやってきた。家になかなか入ってこないのでおかしいと思ったら、なんと何か白いモコモコな物と一緒だ。 うわさのマーベル君だ。 早速一緒に家の周りを案内した。いかにもなれなれしく寄ってくるのでボクは気に入らない。 なんといっても、パもマも皆可愛い可愛いと連続するところが一番気に入らない。 しかし、まあオチビではあるしお土産ももらったし。ボクとしても大人であるからあまりみっともないことも出来ないし・・・・ 仕方がない子分にしてやろう!! もちろんボクの家で大きな態度に出ればガツンとするけどね。 マーベル君を伴って大高緑地のドッグランに行った。ボクは誰とも付き合いたくはなかったけれど、 チビは行きたいって言うから・・・嫌とは言えないし・・カッコわるいもんね ボクは初めてで、大きな犬や小さい犬がちょろちょろ寄ってきた。あまりうるさいのは嫌いなんだよ。 付き合いって大変だね。マーベルは誰とでも挨拶できるし慣れている。でも少し震えていたよ。ボクは見たんだ! そして散歩も早足で歩くことを教えてあげた。いつもゆっくりチョロチョロ歩いていたんだって。 正しい犬の歩き方・・・サッサッサッと。 最後にお池の飛び石にも連れて行った。かっこよくピョンピョン飛ぶんだと教えてあげたのに危なかったんだ ・・・・怖いんだって・・お子ちゃまだよね。 家の中ではボクの後をついてくる。あまりしつこいとガガーって。でも叱られるのは必ずボクのほう。これっておかしい。 良く見ればなかなか可愛いし、ボクにたいして一目置いている。仕方が無い大人の対応をしましょうかね? ・・・次号に続く・・・ <戻る>子分遠方より来たるA マーベルくんがやってきた(続き) マーベル君はおとなしい。確かに認めるけど皆そろって可愛いい可愛いいというのは気に入らない。 大人の対応として気にしない振りをしているが、本当はとても気になる。 ボクだって可愛いいって言ってもらいたい。大人は不便なもんだよ。 お部屋の中ではまあ何とか同居できるようになった。でもボクにチョコチョコついてくるのにはいささか嫌になる。 ガガーをすれば叱られるし・・・ 一緒にボクのホームグランドである緑公園でサッカーをした。いつもは使わない赤いボールを貸してあげたけど、なんだかボクも赤い方がよくなった。 白いのを貸してあげるよといって取り返してしまった。 だって赤いのはまだ新しいんだから・・・ボクはケチでしょうか・・・・ マーベル君はあまり吼えないのにボール遊びをするときはワンワンと吼え続ける。 サッカーの得意な東京のおにいちゃんは、マーベルに教えるつもりだったみたい。 でもボクの方がサッカーは得意ですよ。この次ぎ来たときはボクに教えてね。 マーベルも一緒に遊ぼうね。それまでにたくさん練習しておけよ! いよいよお別れのときボクはマーベル君のケージに入ってみた。これに乗ればア1の住む東京に行けるのか。マーベルに会うためにボク乗っていこうかな。 もう3月だ。公園には梅の花が満開だ。お花見にへんてこ象さんまで来ていた。 マーベル君もお花見しているかな? ボクんちのしだれ梅も満開だよ。見せてあげたいもんだね。 <戻る>春を求めて 毎日WBCベースボールの応援をしているうちに三月は終わりを告げた。 今年は暖冬で春が早く来るといっていたけれど、桜の花はまだ咲かない。開花宣言からずいぶん経っているのにだ。 仕方がないので は〜るよこい は〜やくこい と歌いながら春を探しに出かけた。 桜がだめなら桃がある。桃は花もきれいだし・・・食べるのはモ〜ト好きだし・・・ 東海自然歩道がある猿投山の麓は桃の栽培が盛んだ。この時期一面のピンクで埋まる・・と聞いて楽しみに出かけたけど、桃の花もまだちらほら。 でも菜の花の一面の黄色と今真っ盛りのゆきやなぎ。ボクには花がよく似合う! お花がいまいちなので猿投山に登ることになった。ところがこれは本格的。 頂上まではとっても無理なので途中の展望台までがんばった。 225段の階段もダンプのマを引っ張りながらボクはがんばった。 途中には、クマに注意なんて看板もあるから、ちょっと興奮したんだ。去年姿が目撃されたとか、足跡らしきものが発見されたとか。コワイコワイ!! いくらボクが凶暴だってクマにはちょっとね。 それにしても久しぶりの山歩き。ホーホケキョの声を聞いたけど、と〜っても疲れたよ。 次の日も疲れが抜けないなんて・・・ボクも歳かな? <戻る>出会い やっぱり桜の話を・・・・ 4月号に間に合わなかった花見 。やっぱり桜を見なくてはと、朝早く洲原公園に出かけた。 まだ人が出なくて気持ちの良い日だ。一面の桜を見ながら池の周りを散歩した。 そして午後、少し運動をと考えて大高緑地公園に花見とサッカーをかねて出かけた。 サッカーを終えて散歩に桜の園に入った。そこでワンたちの気配・・・振り返るとそこにはボクの仲間ウエルシュがいるではないか。 はやて君まだ7ヶ月のちびちゃんだ。そしてお兄さんワンのフォックスのこてつ君。 お友達のシュナちゃんとフォックス君4匹のワンを見てマは大喜び。 なんたってマのお好みのワン達ばかりだもんね。 いつもこの公園で散歩やドックランに行っているんだって。ボクも時々来ていたけど初めて会ったよ。 みんなお利巧でお行儀が良いんだ。ボクの事も知っていてくれたみたい。感激だね。また会いたいねよろしく!! マは家に帰ってすぐア達に連絡した。よほどうれしかったみたい。 でも一言、ドミは行儀が悪くて恥ずかしかったと・・・ たしかに・・・ 今度はお利巧にあいさつしたいもんだね <戻る>田舎暮らし ボクは今月で9歳になる。この貫禄??落ち着きを見て??? だんだん暑くなってきた。それでもボクはがんばってパとマの為に毎日の散歩に出かける。 けっして自分ひとりの楽しみのためではない、みんなの健康を考えてのことだ。 堤防は日増しに草丈が延び、竹の子もにょきにょき。いろんな花も咲き出した。そしてヒバリやたくさんの鳥たちも・・・そのほかにも・・・ 一面の黄色のじゅうたんはおおきんけいぎくだ。風に揺れるととてもきれい。ボクはその中をゆっくりと歩く。 映画の1シーンみたいだね。あざみやあかつめぐさも見かける。 雨上がりのある日マは大きなカメをみつけた。堤防の上まで上がってきたんだ。 そして橋を渡って戻る途中に2メートルもありそうな大きなヘビに出会ってしまった。パはボクを連れて端っこを急いで走った。問題はマだ。 恐ろしくて固まってしまった。ヘビはなかなか草むらに入っていかない。しばらくは立ち往生してしまった。 ボクは本当は気がつかなかったんだ。知っていたらハンターの血が騒いでどうしていたか・・・自分でも恐ろしい。 あとでボクの尻尾より太かったなんて言っていたから・・・・ 毎日のように歩く堤防もこんなことは生まれて初めて。みんな初めてだったんだって。 田舎暮らしはスリルがあるけれど、楽しいこともいっぱいだ。 なんたってこの花畑ボクの貸切だもんね! <戻る>外国の友達 ボクは先月9歳になった。今の家に来てから9年にもなるんだ。 そしてホームページを開いてから7年余、時々外国の友達からも メールをもらった。 最近アメリカのウエルシュテリアのドラジン君の家族が、ボクのホームページの やんちゃなアニメを見て、 ドラジン君の昔とそっくりでなつかしく思い出したとメールをくれた。 ドラジン君は現在14歳でとても、とてもおとなしく、主に興味があるのは、食べ物で ほとんどの時間眠っており、あとは少し散歩にいくだけ。 ボクのパは相変わらずやんちゃなボクがいったいいつになったら、おとなしくなるかと 期待をこめてたずねると、 ドラジン君は11歳ごろからおとなしくなり、また2年前に肝細胞癌になって1週間ICUで治療を受けたあと今も元気とのことだった。 パはまだ2年もさきかと少々がっかりした様子。 ドラジン君、そう、大病をしたんだ。しかし、治ってよかったね。 ボクはまだまだやんちゃを続けるから、覚悟しなさい!! 今始まったことじゃないでしょ! <戻る>真夏の夜の夢 ある蒸し暑く寝苦しい真夜中のことだった。 さ〜と一雨が通り過ぎていったら、生ぬるい風が窓から吹いてきた。 すると遠くのほうでなにか呼び声がしたようだ。 ボクは窓から庭に出て、家の前の道に出た。 再び、遠くでなにか呼び声がしたので、そちらに向かって歩き出した。 そのとき、突然に大きな黒いものが現れて、ボクを追っかけてきた。 振り向くと黒豹のような怪物だ、捕まってしまう、逃げなければ・・・ しかし走るに走っても足が動かない。 恐ろしい怪物はどんどん近づいてくる、ああ、もうだめだと思った瞬間、 怪物はす〜と消えてしまった。 助かったと思ってよく見ると墓場のようなところにいた。 今まできたこともない。暫く歩くと前方になにか横たわっている。 半分土に埋まっている。 人の死骸だ。顔は腐れはてて肉が落ちている。 そのむくろはかすかに動いたように思えた。 そして、く、・・く、・・・くちびるが動いた・・・ ・・・・・・ ・・・し・・・ょ・・・ち・・・ゅ・・・う・・・・ ・・・・・・・・お・・み・・ま・・い・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・も・・う・・し・・あ・・げ・・ま・・す・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ (Domingo's KAIDAN) <戻る>三重苦 やれやれやっと9月だよ。ボクは夏が嫌いなんだ。 今年は長雨が続き暑くならないから、夏は来ないかと少し期待していた。そんな訳ないだろ! 雨で散歩にいけない我慢より、夏の暑さには本当に困る。カイカイが酷くなるんだ。 その上夏休みに始まるあちこちの花火!!あれは最悪だ。 夜涼しくなってから、やっと外に出かけようと思うと シューーーパァァンという音。 恐ろしくて急いで家に逃げ帰る。気分が悪くなり夕飯も戻してしまうんだ! おまけに8月に入ると、町の花火大会まである。 シューー ルルルーー ドカンッ ズドドォオオン大きな音と地響きは一時間ぐらいも続く。恐怖だね! ボクの町だけではなく豊田市や刈谷市岡崎市・・・どちらも近いから全部聞こえてくる。悲劇だよ!! そして、名古屋の花火が無くなったとかで、赤ちゃんズも花火を見にお泊りに来る。 するとボクは危険だということで檻に監禁される。ここはボクの家なのになぜボクだけが冷遇されなけれいけないんだ! 監禁が続くと、今度はもう出てもよいといわれても、決して出ない、出てやるもんか。篭城だ。ボクの不当扱いに断固抗議する!! これ、ボクの意地!! だから最近の赤ちゃんズをひそかに悪ちゃんズって呼んでいるんだ。 暑さのカイカイ 花火 悪ちゃんズ これがボクにとっての三重苦だ。 夏も終わり、もう花火大会は無いよね。 お願い 残った花火は秋にはしないでください! どこだ!、真冬に花火大会がある所は!! 寿命が縮じむ。責任とってよ! <戻る>初秋の頃 涼しくなってきた。散歩にも良い季節だ。 ところがところが・・・ボクは時々散歩の途中で嫌になって戻ってしまうんだ。 今までこんなことは無かったので、パやマはせっかく決意して出て来たのに・・といって怒るんだ。 夜の散歩でも、せっかくアベル君が呼びに来てくれても表通りまでだけで、あわててバックして戻ってくる事がある。 そして家に着くとすぐに又表通りまで走って行く。 こんな時は、ボクに翻弄され続けるマはカンカン。でもこれ花火の後遺症かも? ボクは最近とくにわがままになったと怒られるけど、しかたがない。 マはドミもアラ還だからわがままなんだというけれど、アラ還はお互い様だよ。わがままもお互い様だ!! ところで、家の生垣をパがきれいに刈り込んだ。新しい機械を買ったんだ。さすがに新しい機械はきれいになると喜んだマはもうひとつ新しい芝?刈り機を買い込んだ。 なんとなんと・・・ボクのおつむも背中もおしりも・・・テレテレのつるつるに刈り込んだ。 やはり新しい機械はすご〜い!! おしりがスースーするよ。風邪引きそうー!! <戻る>マーベル君参上!@ 東京からア1とマーベル君がやってきた。 フカフカの長い足と長い耳をひらひらさせてボクに挨拶をした。 今年の初めに一度来たので、今回は2度目の再会ということになるのだけれど、ボクもマー君も前に会ったことなど、 すっかり忘れてしまって初対面のように緊張した。 そして、なめられてはいけないと、はじめに少しガツンと絞めて脅かした。 もちろんマ達に叱られたが、ヤツはおとなしいからボクに対して尊敬?して従順な態度をしめした。 サッカーを教えてあげようと緑公園にも連れて行った。 でもマー君は鼻でボールを転がすたびにワンワンとなくんだ。 うるさいしカッコウ悪いからだめだよと言ったが止められない。マア赤ちゃんだね! いまいちボールの扱いも迫力に欠けるし・・・少しずつ指導をしなくてはいけない。 赤いボールはボクが独り占めして貸してあげなかった。少し意地悪したけど銀色ので我慢してね。 二人(匹)でサッカーするのは楽しかった。ボクの華麗な鼻芸もマスターする必要があるよ。 次にサッカーするときはもっと上手になってね。赤いボールを貸してあげるから。 <戻る>マーベル君参上!A それにしても真っ白でみんなから可愛い可愛いと言われるのには・・・少しうらやましいよ。 おまけに誰に対しても愛想がいいもんね。ボクとは大違いだって。 しかし、ボクから言わせると、少し、華奢できざっぽくてボクはあまり好きになれない。 ボクは筋骨隆隆だ。(好きになれないのは、どの犬に対してもなんだけど) ところで華奢と言えば、今年の夏にソフアーから落っこちて右足を骨折したそうな。 ギブスなどをはめて治るに3ヶ月かかったんだって。痛かっただろうな。今は完治して全くよくなっている。もっと筋トレにはげまなくてはいけないよ。 パもマもアベル君もおまけに赤ちゃんズもマー君が大好きなんだってさ。 本当はボクの方が犬としては面白いのにね。みんなわかっちゃいないんだから。 <戻る>最後の撮影奮闘記 あけましておめでとうございます。 昨年の12月はボクにとって悪夢だった。まあ、聞いてください。 12月のある日。マは「来年は景気良くぱぁ〜っと明るくなりたいね」なんて、ヘンテコなことを言い出すと思ったら、 ボクはとばっちりでおかしなことに巻き込まれてしまった。 嫌だ嫌だというボクをクッキーで買収して、飛行服を着せ、その上なんと空中に吊り下げるんだって。少しもちあげられるだけでもいやだよ。 ボクが手足をバタバタさているところをパチパチとシャッタをきっている。 そしてさらにあばれたら、吊り下げひもが外れて床に落っこちてしまった!痛たっ! (本当は、足はほとんど床についていた状態なので、痛くはなく、少々大げさかな。) 高いところから下を見るのは大嫌い!寿命が短くなったらどうしてくれるんだ!! それにしてもこんなにきつい撮影だったのにギャラがクッキーだけだった! 毎年今年が最後だからといわれて我慢してきたけれど、来年は絶対に引きうけない。 (しかしパやマは本当に今回でやめる気でいるようだ。だから許してやるよ) ボクは大変な思いをしたけれど、ボクのアニメをみて皆笑ってくれたらボクはうれしい。 苦労がむくわれるよ。 そして、いい年でありますように。 <戻る>静かな毎日 年末はマーベル君が東京から車に乗っておにいちゃんとア1とやって来た。 何とかもめずに一緒に過ごせたけど、彼は帰り際に少し生意気にワンワンと向かってきた。 まだネンネだ生意気だときつく叱っておいたが、いざ帰ってしまうと・・・なんだか寂しい。 お正月は赤ちゃんズがワイワイ がやがや、どたんばたんとにぎやかにやって来た。 その時はうるさい!とガウガウ攻撃をするけれど、帰ってしまうとこれまた静か過ぎて少し物足りない。 ボクってわがまま?? そして毎日寒いからと、出かけるのを嫌がるパとマを決まった時間になると引きつれて堤防に出かけている。 風は耳が切れるくらいに冷たいけれど、ボクなんて一年中毛皮一枚でがんばってるんだよ。 日差しはずいぶん強くなったし、春はもうそこだ。毎日運動を続けることが大切なんだよ。 でもでも、お散歩のあとはさすがに疲れてぐっすり眠る。夕飯まで眠るなんてボクも歳なんだろうか? 規則正しい静かな生活は毎日続く。 今年ボクは初めて買い物をした。きれいな青い首輪だ。撮影のギャラとお年玉を貯めて買ってもらったんだ。 東京のア1がマーベル君に買ってあげようと思っていたけれど、彼には少し太すぎるからとあきらめていた首輪。一目写真を見て気に入った。 どうかな?ボクのほうが似合うんじゃない??ごめんねマーベル君! <戻る>冤罪 最近「冤罪」という言葉が新聞やテレビで報道されている。 ボクにも心当たりが・・・しかしボクが冤罪になるのでははない。 ボクが他人をおとしいれることがある。ふと昔のことを思い出した。 パが風呂へ入るとき、ボクは風呂の中までついて行こうとするのだけど追い出されてしまう。 そんなときは、しゃくにさわって、パが脱いて洗濯かごに入れてある下着をかごから引きつり出す。 すると、後でマがそれを見つけてパに「下着はちゃんと洗濯かごの中に入れて」といって注意する。 パはちゃんと入れた、それはドミがやったと主張しても、マはそんなことはないと言って認めない。 パ、ごめんね。でもアハハ 時々ソファーのカバーがくしゃくしゃになったり、大きく位置がずれている。 ボクはソファのカバーを口でこすって、首をつこんでカバーをくしゃくしゃにするし、 ソファーに勢いよく飛びのるので、大きくずれてしまう。 しかし、これはパがやったといてマはおこる。 パが窓をガラガラとあけたとたん、ボクはそれをめがけて突進したときのこと、 運悪く出窓においてあったマの大切な植木鉢を外に落としてしまった。 それを見てマはパをおこったが、パはドミがやったといっててもマは認めず。パごめんね。 パが運転免許証を探している。 きっと机の上においたのをボクがくわえてどこかへもっていってしまったのではないか、と怒っている。 あとからシャツのポケットに入っていてそれを洗濯してしまったと分かったが、 ずいぶんボクが疑われた。いいかげんにして。 これもおあいこか? 最近はボクも犬的に成長したので、人に迷惑をかけることはあまりやらなくなったと思う。 (しかし、パやマは決してそうは思っていなくてあいかわらず、ワルだときめつけているが) <戻る>春はいずこに もう4月というのに毎日寒い。風も強いしブルブル震えちゃう。 ニュースでは今年の桜は早く開くなんて言っているけれど、ボクの周りはまだまだだ。 こんなに寒いもん開きかけたつぼみだってちじこまっちゃうよ。 もう4月なんだから暖房の前を陣取っていないで、花を探しに行きました。 ホームグランド緑公園の早咲きの大島桜はもう満開。ミモザも水仙もこの寒さにも負けずがんばっている。 でもでもソメイヨシノはまだチラホラ。 赤ちゃんズの入園式まで満開を取ってあるんだって?? しかし花が咲いている時間が長いんだから長く楽しめるし・・・それなりに良いのかな? 春休みだから小学生がたくさんサッカーをしている。ボクの暴走サッカーは皆驚いているよ。 でも近頃歳のせいかすぐに息が切れる。休憩しながらでもがんばるけど、帰りの車の中では爆睡しちゃう。 家に帰ってもソファーの上で夕飯までぐっすり。 しかし昨日は・・・起き上がったとたんに足が・・・しびれて・・・嫌になっちゃうよ。 その上朝はびっこを引いているんだよ。痛くは無いけど階段はだっこだね。らくちんでいいか? <戻る>ゴールデンウィーク?? ゴールデンウィーク?? ゴールデンウィークです。 連休に東京のアたちは旅行に出かけるとか。そこで留守の間、マーベル君が長期ホームステイにやって来た。 ボクはホストとして世話係りに任命された。 正しい歩き方。正しいご飯の食べ方。正しい○○の仕方。教えるのは大変だ。 正月に来た時より生意気になって、チョッカイまで出してくる。 ここはしっかりワンとしてのたしなみを教育しようと思う。 大変だー! 散歩にもたくさん連れて行ってあげよう。 ところでこの前堤防で、ボクは亀を見つけた。亀は足をパタパタさせてひっくり返っていた。 マは靴でひっくり返してあげたけど、パはそれでは可愛そうだと川まで連れて行ってあげた。 浦島太郎のまねっこかな? そこで心配だ。いつ竜宮城から宅配便が届いて、中から白い煙が出てきてパがお爺さんになってしまうんじゃないかと・・・ でも大丈夫。もう充分お爺さんだから。とマは言っているけどネ! <戻る> |